スマホ漫画

お別れホスピタル【4話】ネタバレ・感想と漫画を無料で読む方法!

ビッグコミックスピリッツで連載中・めちゃコミで配信中のお別れホスピタル【第4話】を読みましたのでネタバレを紹介します。

めちゃコミでは無料試し読みができますので、是非ご覧になって見てください。

>>>お別れホスピタルのネタバレ一覧

めちゃコミで「お別れホスピタル」を読む

お別れホスピタル【第4話】あらすじ・ネタバレ

カルテ4:山部和夫さん

ミーティングでは森さんが亡くなったという申し送りがされています。

辺見「森さん…入院して2日なのに。」

 

どんな人だったか把握する前に亡くなる人もいれば――

 

男性「おーい!」

「おいっ!メシは!?」

「聞いてんのか!!」

とある病室から男性の怒鳴り声が聞こえています。

男性の名前は山部さん(90歳)。

70代後半の時に脳出血で半身不随に。3年前から認知症も発症し入院歴13年となるベテラン患者です。

辺見「山部さん、ご飯食べられないでしょー。」

「お腹からご飯入れてるからねー。」

山部「ワシのことは軍曹と呼べ!!」

「カレイが食べたい!」

辺見「ムセちゃうからダメ!」

山部さんは脳出血の後遺症で嚥下障害があるため胃に直接栄養を入れる方法をとっています。

しかし認知症でそのことを本人は忘れています――

 

山部「ワシの言うことを聞け~!!」

辺見(も~他のナースがやさしくするからこんな口調になって…)

辺見「言うことは――聞かん!!」

山部「なんだとぉぉ――!!上官に向かってこの無礼者が~!!」

辺見「お腹の管、見ますねー。」

山部さんは、無視して淡々と作業にかかった辺見の腕を掴むと力一杯腕を引っ張ります。

辺見はナースコールですぐさま応援を呼びます。

怒りが治まらず怒鳴り続ける山部を応援でやってきた看護師達と共に抑制(身体拘束)しました。

 

山部さんにつけられた傷を手当する辺見。

辺見「も~今月で抑制4回目だよ。」

赤根「あれ…大丈夫!?」

「辺見さん、血出てんじゃん!」

辺見「山部さん、爪が伸びてて…」

「今のうちに切った方がいいですね。」

赤根「本当は抑制なんてしたくないけど…」

「人出足りないこの職場で暴れられたら業務が止まるし、スタッフがケガしたらもっと大変だからねー。」

 

辺見「あ、その帽子…」

赤根「抑制の時、脱げたから洗おうと思って。」

辺見「ずいぶん年季入ってますね。これ…洗ったらバラバラにちぎれますよ。」

「…勲章かな。サビてるけど…ホントに軍曹だったのかも。」

赤根「軍曹かどうかはわかんないけど戦争には行ってたみたい。」

「国からすごい額の軍人恩給もらってるし。」

辺見「え?なんで知ってるんですか?」

女性「だってご家族が…ねぇ?」

赤根「とにかく凄いの一言だよねー。」

辺見(私まだ山部さんの家族見てないな~)

(まさか山部さん以上に乱暴とか?)

(んなワケないか…)

 

 

ネタばれ

数日後、かなり派手な格好をした女性三人組がやって来ました。

あまりのオーラに驚き固まる辺見。

赤根「あっ!お久しぶりです。」

「山部さん先日病室が変わりまして。」

女性「何号室かいっつも忘れちゃう。」

辺見(あ、あれが…山部さんのご家族!?)

 

女性たちは山部さんの病室へ入ると、これまで眠っていた山部さんが目を覚まします。

山部「キサマら、肉食ったろ!!臭い!近づくんじゃない!!」

女性「あらヤダ。焼き肉ランチしてきたのー。ニンニク臭かった?」

山部「出て行けぇ――!!」

辺見「せっかく来てくれたんですから…」

女性「少し席外すわねー。」

 

自動販売機で買った飲み物を飲みながら、辺見は山部さんの家族と話しています。

辺見「食事の好き嫌いあったんですね…」

女性「和食とか肴は大好きだったけど。私が肉見るだけで怒るし。」

女性「スキヤキなんか引っくり返した時もあったよねー。」

 

女性「――軍曹?どうだったかしら…」

「たしか何年も海外の島で戦ったって聞いたけど。」

「入院する時、おじいちゃんその頃の物は全部捨てたの。あのきったない帽子以外は…」

「それよりコレ何かわかる?」

女性はサングラスを指さしています。

辺見「え…」

女性「ルビーが入ってるの」

女性「私はダイヤ」

女性「私はエメラルド」

「オーダーメイドの特注品よ」

女性「母は亡くなったけどこうして父がいてくれるおかげで…娘も孫も元気で幸せに暮らせているの。」

「だから父にはもっと…もっと…長生きしてもらわなきゃねー。」

そう言って、3人は辺見に差し入れの焼き肉弁当を渡して去って行ってしまいました。

 

焼き肉弁当を赤根と食べながら辺見は山部さんについて話しています。

赤根「そんなに金があるなら…自宅でヘルパーを雇うとか、色々出来ることてあるのにさ。極力山部さんには金をかけたくないのがミエミエ。」

辺見「最終的に自分の行き死にを決めるのって、家族ってことが身にしみてわかってくるよ。」

赤根「おじいちゃんorおばあちゃん長生きしてねが口癖の家族ほど…な~にもしない!!」

辺見「…名言ですな。」

 

食事を終えた辺見は、山部さんに帽子を返しに来ました。

ふと、帽子について話してみることにしました。

辺見「軍曹の帽子ってカッコいいですねー。」

山部「これは…ワシのじゃない!高山伍長の形見じゃ。」

辺見「お友達ですか?」

山部「高山は同郷でなあ…幼い時分から一緒にいて、戦地も一緒だったのにワシだけ助かっちまった。」

「こんな人生、オサラバできたら…ワシはあいつに―――」

辺見(山部さんには高山さんという親友がいて、その人の帽子を大事にしていたんだ。)

 

その後も山部さんは不穏と抑制を繰り返したが、元気がある時は車いすで病棟を回ることもできました。

ところが――

今日は声がしないことを不思議に思った辺見が山部さんの病室を訪ねます。

辺見(最近微熱続きだからな―。)

辺見「軍曹、おはよーございます。」

山部「………」

辺見「熱測りますねー。」

山部さんは「不明熱」という原因不明の発熱が続いていて、ついに下血が見られるようになり、酸素マスクや気管切開が必要な段階になったので家族を呼ぶことになりました。

女性達「延命してください!!!」

女性「今、死なれたら(私たちの生活が)困るんです~」

女性「どんな治療してもいいですからあと3年…いや1年!」

女性「先生!なんとかして~~~!!」

医師「最善を尽くします。」

「ではこちらの同意書にサインを。」

女性「書きますー!書きますー!!何枚でも――!!」

辺見(誰も山部さんの容態は聞かないんだ…)

 

延命治療のひとつとして気管切開をした山部さんは、もう声を出せません。

しかしかすれ声でも憎まれ口は相変わらずでした。

自分で動けなくても…食べられなくても…家族が見舞いに来なくても…

山部さんはこれでもかというほど毎日をふてぶてしく生きていました。

 

しかし…一ヶ月後

赤根「申し送りします。」

「昨日の夜勤中ですが…山部さんが亡くなりました。」

山部さんは老衰のため、眠るように亡くなりました。

辺見は驚きと寂しさの感情の中にいました。

そこへ、山部さんの家族がクレームを言いにやって来ました。

女性「信用しておたくに預けたのに!」

女性「なんで死なすんですか!!

女性「3年はもつって言ったじゃん!!」

看護師「医療ミスではなくて寿命です。」

女性「そんなんでダマされないわよー。」

「それをなんとかするのが医者でしょ~!!」

辺見「ブラックジャックでもムリだっつーの。」

赤根「私はもう慣れたけどねー。」

 

仕事上がり、久しぶりに夕日を見た辺見。

辺見(そういえば最後に山部さんと…ここで夕日を見たっけ。)

 

辺見「キレイな夕日だよー。」

辺見(あ!カレーの臭い…)

空いていた窓から漂ってきたカレーの香りにも山部さんは怒り、窓を閉めてしまいました。

辺見「あーごめんごめん。カレーの肉もキライって知らなくて…」

山部「肉はマズイからイヤじゃ…」

辺見「え?そうですか?」

辺見(…?珍しいな…)

(いつもみたいに話の途中で不穏にならない。こんな山部さん、初めてかも。)

山部さんはいつもの帽子を頭から取るとまた話を始めました。

山部「何も食べるもんがなくても…」

「煮ようが焼こうがムダ。」

「腹が減って死にそうなのに…」

「えらい固くて臭くてたまらん。」

「とても食えたもんじゃなかった…」

「コイツのはなぁ…」

「イヤだったけど…高山の死に様を親に伝えてやるためには――そうするほかなかった。」

その言葉に辺見は何も聞こえないフリをしました。

 

夕日を見てあの日のことをもう一度思い出した辺見は改めて山部さんの苦しみを感じていました。

辺見(もし…山部さんの話が本当なら――)

(ずっとそのことを背負って…ずっと生きてきたってことだ。)

(たぶん誰にもそのことを話さないまま――)

(山部さんは逝ってしまったんだな。)

 

この世の中にはそうやって消えていった苦しみが…

一体どれほどあるんだろう―――――

 

詳しくはめちゃコミでご覧ください!

>>>お別れホスピタル【第3話】ネタバレはこちら

>>>お別れホスピタル【第5話】ネタバレはこちら

>>>お別れホスピタルのネタバレ一覧

めちゃコミで「お別れホスピタル」を読む

お別れホスピタル【第4話】の感想

普段は軍曹といって乱暴であったり横柄な態度をとっていた山部さんの大切にしていた帽子に隠された想いが溢れる話でした。

肉嫌いになったのも帽子の持ち主高山さんとの辛く苦しい思い出があったから…山部さんの心の苦しみとは裏腹に恩給を使って贅沢な生活をするために長生きしてほしいと願う家族。なんとも心が苦しくなってしまう内容でした。

Twitterでも人気の高い作品で、涙なしでは読めないという声も多くあります。コミカルな内容も含まれるので重すぎず、しかし、受け止めなければいけない事実としてもしっかり読める作品です。

今後がどのように話が進んでいくのか楽しみです!

著者・沖田×華の関連作品

今回の「お別れホスピタル」の著者である沖田×華の関連作品として「透明なゆりかご」も人気な作品となっています。

FODでは関連作品としてこのような作品を配信しています。また「お別れホスピタル」はビッグコミックスピリッツで連載中ですが、FODでも配信しているので、かさばらずにお得に読めますね!

透明なゆりかごはFODでも配信していますので、無料で読むことができます!

FODで漫画を無料で読む

好きな漫画が無料で読めるサービス

漫画を無料で読むのに2つのサービスがお得なのでご紹介します。

無料期間 ポイント 月額料金
FOD 1ヶ月間無料 1300ポイント 888円
U-NEXT 1ヶ月間無料 600ポイント 1990円

おすすめはFODで、継続して利用してもかなりお得なサービスとなっています。詳しくはこちらで紹介していますので、ご覧になって見てください。

好きな漫画を無料で読む方法

まとめ

以上、お別れホスピタル【第4話】のネタバレ・感想を紹介しました。

めちゃコミで独占先行配信をおこなっているので、気になる方はご覧に泣てみてください!

めちゃコミで「お別れホスピタル」を読む

漫画を待たずに全巻無料で読めるサイトはココだけ!

漫画アプリもいいけど、マイナーな作品だけが無料だったり待たなければ読めなかったりして不便に思うことはありませんか?

待つことなく、無料で人気の漫画や最新漫画を無料で読むことができるサイトをご紹介しています。

待たずに全巻無料で読めるサイトはココ