スマホ漫画

お別れホスピタル【5話】ネタバレ・感想と漫画を無料で読む方法!

ビッグコミックスピリッツで連載中・めちゃコミで配信中のお別れホスピタル【第5話】を読みましたのでネタバレを紹介します。

めちゃコミでは無料試し読みができますので、是非ご覧になって見てください。

>>>お別れホスピタルのネタバレ一覧

めちゃコミで「お別れホスピタル」を読む

お別れホスピタル【第5話】あらすじ・ネタバレ

カルテ5:福山マサさん

病棟の喫煙室。

ぶすくれた顔でタバコに火を付ける辺見に赤根が声をかけます。

赤根「またしかめっ面?フケるよー。」

辺見「も~大の字にムカつき過ぎちゃって!」

「さっきもナースコール鳴らしまくって…」

ちょっと手を伸ばしたら取れる物を取ってほしいというわがままで呼び出されたことを思い出しまた怒りがわいてきます。

辺見(人を見てワガママを言うところが、またムカつく…)

辺見「そうだ!マサちゃんにグチ聞いてもらおっと。」

 

マサちゃんこと福山マサさん(74歳)は身寄りがない独身で、子宮がんで日常生活が難しくなり、この病棟で3年前から入院生活をしている――

マサちゃんは入院患者の中で一番おだやかで気がやさしい人で、辺見のお気に入りの患者だ。

あれやこれや仕事のグチに付き合ってくれては、いつも明るく慰めてくれる。

 

辺見が一通りグチを聞いてもらい、スッキリしたところでマサちゃんは辺見にお願いをしました。

マサ「そうそう、辺見ちゃん。コレ、頼まれてくれない?」

辺見「いつものハガキ?」

マサ「うん、またリクエストしたくて。」

「岸壁の母っていう曲なの。」

辺見「いつも同じ曲なんだねー。」

マサ「どうしてもこの曲が聞きたくて。」

「子供の時にお母さんがよく歌ってくれたの。お母さんとても歌がうまくてねー。」

 

マサちゃんはお父さんが戦争で亡くなりお母さんと二人残されたが…

そのお母さんも幼い時に亡くなって、それ以来ずっと一人で生きてきたらしい。

結婚もしていないし、子供もいない…

辺見はマサちゃんの境遇をまるで自分のようだと思いながら、頼まれたハガキをポストに投函しました。

 ネタばれ

ナースセンターに帰って来た辺見はまた赤根と話しています。

辺見「マサちゃん、本当にいい人ですよねー。前も同じ部屋で言い争いしてた患者の間に入ったりして。」

「入院が長引けば長引くほど卑屈になったり、逆にかまってちゃんになる人が多いのに…」

赤根「あんなに人がいいって珍しいよねー。」

辺見「“大の字”に爪のアカを山盛り飲ませたいですよ。」

「って言ってるそばから“大の字”だ!」

赤根「大丈夫。任せて。」

 

大戸屋は辺見にまた構ってもらおうとナースコールを押しています。

しかし遠くから聞こえてくる足音に異変を感じた瞬間、大きな音を立て扉が開きます。

赤根「大戸屋さんッ!ま~たナースコールしてんの!?」

必死に首を振って押していないと主張する大戸屋。

赤根「他のナースさん忙しいからね!自分でやってね!!」

それだけ言うとバンッという大きな音を立てて扉を閉めました。

辺見「私たちがいくら注意してもダメなのに…」

女性「さっすが主任ね~」

 

辺見はまたマサちゃんの部屋に来ています。

マサ「こっちまで赤根ちゃんの声響いてた。」

辺見「あの人、声にハリがあるんですよねー。」

流れていたラジオが気になった辺見。

辺見「マサちゃんって音楽好きだね。」

マサ「ううん、昔の歌ばかりよ。」

辺見「ハガキ出しておいたからきっとリクエスト入りますよ。」

マサ「あーら、楽しみね~」

辺見「マサちゃんのお母さんってどんな人だったの?」

マサ「そりゃあもう美人さんよー。」

「子供の時は山奥で暮らしててね。夜の山道は真っ暗で風の音がすごくて…」

「怖くて怖くて泣いてたら――…」

 

母「マサちゃん、大丈夫よ。お母さんが歌を歌ってあげるから。」

「そしたらコワーイお化けも飛んでいっちゃうよ。」

 

マサ「おんぶして歌ってくれて…そりゃキレイな声で上手で…」

「いつもそばにいてくれたの。」

「やさしいお母さん。私もお母さんみたいな人になりたいって思ってた。」

「でも体が弱いのに、ムリをして…倒れてもお金が無くて病院にも行けなくて…」

「私が小学生の時に――」

 

母「マサちゃん、大丈夫よ。」

「お母さん、ずっと一緒にいるからね。」

「ずーっと…ずーっと…ずーっと…」

 

マサ「まだ30歳になる前に…」

「――本当に悲しかった。」

辺見「そうだったのね…」

「マサちゃんってお友達は?」

マサ「ううん、一人もいないわ。」

15歳から住み込みで働きに出て、そんなご縁なかったから。」

「男ばかりの大きな酒屋で朝5時から夜遅くまで休みなく…小遣いみたいな給料で働いてたの。」

「でもね…その酒屋の土地を持っている地主さんがとても親切にしてくれてね。」

 

地主「あんたはまじめでよく働いてくれるから、私が死んだらこの土地を半分あげるから頑張るのよ。」

 

マサ「辛いことばかりの毎日だったけど…地主さんの言葉が嬉しくて、それを励みに一所懸命働いたわ。」

「だけど地主さんが亡くなったら、すぐに息子夫婦がやって来て…」

55歳の時に無一文で放り出されたの。」

辺見「え~40年間働き続けてその仕打ちって!!退職金は!?裁判やったら勝てますって!」

マサ「いいの。どうせ口約束だったし。学もないアカの他人を家に住まわせてくれただけでもありがたいよ。」

「それから新聞配達のバイトを細々してたけど、体壊してガンになっちゃって…」

「病院に入れた時はホッとしたよ。もう少しで野垂れ死ぬところだったからね。」

辺見(あんなひどい目にあったのに笑って話せるマサちゃんってスゴイな~私だったらその家に火をつけてやるけどなー。)

 

数日後

マサちゃんは痛みが強くなり眠れない日が続くようになってきました。

腹水もたまってきて苦しいと言うマサちゃんですが医師は何度も水を抜くことが出来ないと痛み止めを追加しました。

痛みが落ち着くと、辺見にうるさくしたことを謝罪し隣の人にも謝っておいてと頼みました。

辺見(こんなにやさしくていい人なのに最後の最後まで――苦しい思いをしなきゃいけないなんて……)

(人生はあまりにも、理不尽すぎる。)

その後もマサちゃんの体調が戻ることはなく、意識レベルが下がり昏睡状態に入ってしまいました。

 

赤根「ねえ、福山さんに面会の人っている?」

辺見「え~マサちゃんに…?いないと思うけど………」

赤根「やっぱりそうだよね~」

辺見「何かあったんですか?」

赤根「たまーに起きてる時あるんだけど、そしたら必ず「今日お見舞いが来た」って言うんです。」

女性「でも福山さん…訪ねてくる人誰もいないはずよ。多分せん妄じゃない?」

赤根「ですよね――…」

 

辺見は病室の見回り中です。

辺見(マサちゃん…今日は起きてるかな。)

辺見「マサちゃーん!」

「あっ。目を覚ました!ラジオつける?」

マサ「…うん…」

辺見「今週もリクエスト入らないか~またハガキ代わりに書くからね。」

マサ「…さっき帰っていったの…」

辺見「え?誰が?」

マサ「お母さんだよ。「また来るね」って。」

淡々と作業していた辺見ですが、マサちゃんの言葉に固まってしまいます。

辺見「お母さんって……あの…亡くなったお母さん?」

マサ「…そう…」

そのままマサちゃんは再び眠りにつきました。

 

ナースセンターへ戻った辺見は赤根にその話をしていると、婦長がやって来ました。

婦長「それって………」

婦長は怖くて震えています。

「“お迎え”が来たのよ。」

辺見「ふ…婦長さん……?」

婦長「昔、何人かそういうことを言う患者さんがいたのよ!「黒い人が立ってる」とか、「窓から人が入って来た」とか。」

赤根「窓からの人は泥棒だったんじゃ…?」

辺見「婦長さん、怖がりだからなー。」

二人の言葉は婦長の耳には届きませんでした。

 

それからマサちゃんは楽しそうに…起きてる間はお母さんの話ばかりするようになった――

 

数日後

マサちゃんの隣で作業をしているとマサちゃんが声をかけてきました。

マサちゃんの元を訪れるとちょうどラジオでマサちゃんのリクエストが紹介されているところでした。

辺見「マサちゃんやったね!すごい!!リクエストついに叶ったよ!!」

曲が流れ始めるとマサちゃんはにっこりと笑みを浮かべて聞いていました。

マサ「…お母ちゃん…」

 

辺見(その時、私にはたしかに見えた気がしました――)

 

マサさんはその歌が終わると同時に息を引き取りました。

“お迎え”がやって来て亡くなったマサさんは、キレイな死に顔をしていました。

 

一度きりの人生――

それがたとえ不幸でみじめで悲しいものだったとしても、肉体が死んで、魂になれば…

どこまでも自由に好きなように、この広い空を飛びまわれる。

そう思うと――

マサさんの人生にも最期に“救い”があったようにも思えて、彼女を看取った私も何か“温かいもの”を感じたのです。

 

詳しくはめちゃコミでご覧ください!

>>>お別れホスピタルのネタバレ一覧

めちゃコミで「お別れホスピタル」を読む

お別れホスピタル【第5話】の感想

これまで苦労の多い人生だったマサちゃん。最後に大好きだったお母さんの“お迎え”で旅立つことが出来たのはマサちゃんにとって幸せな人生だった証でしょうか。

身寄りもなく仕事にも恵まれなくてもその場その場で心の支えや楽しみにしていることなど希望と感謝の気持ちを持って生きることの大切さを感じました。

Twitterでも人気の高い作品で、涙なしでは読めないという声も多くあります。コミカルな内容も含まれるので重すぎず、しかし、受け止めなければいけない事実としてもしっかり読める作品です。

今後がどのように話が進んでいくのか楽しみです!

著者・沖田×華の関連作品

今回の「お別れホスピタル」の著者である沖田×華の関連作品として「透明なゆりかご」も人気な作品となっています。

FODでは関連作品としてこのような作品を配信しています。また「お別れホスピタル」はビッグコミックスピリッツで連載中ですが、FODでも配信しているので、かさばらずにお得に読めますね!

透明なゆりかごはFODでも配信していますので、無料で読むことができます!

FODで漫画を無料で読む

好きな漫画が無料で読めるサービス

漫画を無料で読むのに3つのサービスがお得なのでご紹介します。

無料期間 ポイント 月額料金
FOD 1ヶ月間無料 1300ポイント 888円
U-NEXT 1ヶ月間無料 600ポイント 1990円

おすすめはFODで、継続して利用すしてもかなりお得なサービスとなっています。詳しくはこちらで紹介していますので、ご覧になって見てください。

好きな漫画を無料で読む方法

まとめ

以上、お別れホスピタル【第5話】のネタバレ・感想を紹介しました。

めちゃコミで独占先行配信をおこなっているので、気になる方はご覧に泣てみてください!

めちゃコミで「お別れホスピタル」を読む

漫画を待たずに全巻無料で読めるサイトはココだけ!

漫画アプリもいいけど、マイナーな作品だけが無料だったり待たなければ読めなかったりして不便に思うことはありませんか?

待つことなく、無料で人気の漫画や最新漫画を無料で読むことができるサイトをご紹介しています。

待たずに全巻無料で読めるサイトはココ