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LINEのトークの上になぜ「ブロック」「通報」と出るのか?
LINEの「バージョン8.2.0」のアップデートが2月中旬に配信開始になりました。アップデート後、相手とのトーク画面の上部に「ブロック」「通報」ボタンが一部の友達のみに表示されるようになり、ネット上では「不具合?新機能?」と困惑する声が広がっています。
友達全員ではなく一部の友達というのも厄介なもので、公式には条件が発表されておらず(そのような仕様になったことすらアナウンスされておらず)、ネットの書き込みによるとLINEに問い合わせても2月25日現在「確認中」との返答に留まっている模様です。
不具合ではなく新機能ならば、知らない人から届く迷惑行為対策の一環であることが考えられます。ブロック・通報ともに以前から存在していた機能ですが、目立つトーク画面にボタンが表示されるようになったことで、一部でちょっとした騒動になっています。
なお、その後不具合の修正や一部機能の改善などがあり、2月25日の時点で既に「バージョン8.2.2」がリリースされています。
ブロック、通報ができない場合の対処法
ブロック、通報を消すには?
トーク画面にブロックや通報の表示があると、やりとりしているメッセージが見えづらいだけでなく、なんとなく気分が悪いですよね。間違えて指が触れてしまったら…と思うと、その友達と気軽にLINEを楽しめなくなるかもしれません。
でも、表示自体を簡単に消すことができます。
通報ボタンの右上にある×印をタップするだけで消えます。その後もしもブロックや通報をする必要が発生した場合は、画面右上の「V」をタップして下さい。ブロックボタンがあるほか、トーク設定から通報することもできます。
ブロック、通報をした場合はどうなるのか?
はじめにブロックについて。ブロックするとその人にメッセージやスタンプを送ることができなくなり、トーク画面のメッセージ入力欄には「ブロック中」と表示されます。相手にはそのような表示は出ませんし、相手からメッセージやスタンプを送る(と言っても「送ったつもりになる」だけですが)ことは可能です。
しかし、ブロックしているのでこちらには何も送られてこず、トーク画面にはブロック以降のメッセージは表示されません。相手にとっては「何を送ってもいつまでたっても未読のまま」になり、ブロックされているか無視されているか、そのうち勘付かれることにはなるでしょう。
なお、間違えてブロックしてしまった場合でもその人とのトーク画面右上の「V」をタップするとすぐブロック解除することができますので、落ち着いて解除してあげましょう。
続いて、通報ボタンを押した場合について。通報する際、「スパム/宣伝目的」「異性交際/出会い目的」「迷惑行為」「その他」から、どのような理由で通報するのかを選択することになります。1人2人の通報で対策が講じられるとは思えませんが、ある程度の人数から通報が入ると、LINE側がトーク内容などの調査を行い、利用規約に抵触する行為などが確認できた際はそのアカウントが停止されるばかりか、場合によってはまさに“警察に通報”という事態も考えられます。
友達といざこざがあったり喧嘩したりして思わずブロックしてしまうことがあるかもしれませんが、友達同士のちょっとしたことで安易な気持ちで「迷惑行為」として通報することはしないほうが無難ですね。また、普通に友だちとメッセージやスタンプのやりとりをしているだけなら、通報されることはまず無いとは思いますが、「友だち」になる前に相手に確認せずにメッセージを送ったり、「知り合いかも?」で表示された相手に名乗らずにメッセージを送ったりすると、相手があなたのことをすぐに理解できずにスパム行為と間違えられて通報される可能性がありますので気を付けましょう。
知らない人から届くトークの迷惑行為の対策
突然見知らぬ人からメッセージが届いて確認すると明らかに出会い系だったり、勝手に大勢のグループに入れられていて宣伝やネット通販に誘導されたり…どこで個人情報が漏れているのか不安になることがあると思います。さらには犯罪に巻き込まれる可能性も秘めているので、老若男女問わず迷惑行為への対策は必須と言えそうです。
知らない人からメッセージが届くのを防ぐ方法をいくつか紹介します。まずは「通報してブロック」すること。悪徳な人・業者だと巧みに複数のID(アカウント)を所持している可能性があるのでいたちごっこになるかもしれませんが、通報してブロックしておけば、そのIDからメッセージが届くことはなくなりますし、多数の通報があればLINE側が調査に入るでしょう。
続いては「友だち以外からのメッセージ受信を拒否」すること。「設定」から「プライバシー管理」に入ると「メッセージ受信拒否」という項目があります。これをONにすると、友だち以外からのメッセージの受信を拒否できます。
最後に「IDや電話番号で友だち追加できないようにする」こと。前述の「プライバシー管理」画面で、「IDによる友だち追加を許可」という項目があります。これをOFFにしておけば、適当にIDを打ち込んで自動追加されるという心配はなくなります。また、「設定」から「友だち」に入ると、電話番号や携帯・スマホのアドレス帳からの自動追加を拒否する機能もあります。本当にLINE友だちになりたい時にIDや電話番号ですぐ追加できなくなる難点はありますが、迷惑行為を防ぐには最も良い方法です。
ここまでの対策をしても、知らない人も参加しているグループ(アーティストのファンが集まったり等)のメンバーがあなた宛に突然メッセージを送ってくることも考えられ、それは防げないかもしれませんが、上記の「通報してブロック」「友だち以外からのメッセージ受信を拒否」「IDや電話番号で友だち追加できないようにする」ことで、リスクがかなり低減されることが期待されます。
アップデートの際の注意事項
今回のバージョン8.2.0では、デザインの変更なども見られました。ネットの声を見ると肯定・否定どちらの意見もあり、受け止め方は人それぞれのようです。
ところで、LINEに限らずスマホアプリのアップデートの際に筆者が気をつけているのは「不具合の報告がないか確認する」です。パソコンでもスマホ新機種でもそうですが、はじめは何かと不具合やバグがあったりします。
今回のLINEのバージョン8.2.0での「一部の友だちのトーク画面にブロック・通報ボタンが表示される」ことが不具合なのか新機能なのか現時点では分かりませんが、アップデートする前にユーザーコメントや口コミを見ておけば、アップデートで何が変わるのかを知ることができ、急にブロック・通報ボタンが現れても落ち着いて対処できると思います。筆者は各アプリが自動アップデートしないようにしていて、場合によってはアップデートを先送りさせることもあります。
まとめ
今回、LINEのトークの上にブロック・通報が出たことによって驚いた方もいらっしゃると思いますが、ブロック・通報の意味を知るとともに、何かあった際にはその機能を使うことを認知させる良いきっかけになったのではないかと思います。
LINEによる嫌がらせや、それを超えて犯罪に巻き込まれることもある世の中ですので、ブロック・通報の機能を上手に使って、安全に楽しくLINEでメッセージやスタンプのやりとりを楽しんでいきましょう。
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