ビッグコミックスピリッツで連載中・めちゃコミで配信中のお別れホスピタル【第1話】を読みましたのでネタバレを紹介します。
めちゃコミでは無料試し読みができますので、是非ご覧になって見てください。
お別れホスピタル【第1話】あらすじ・ネタバレ
カルテ１：太田玲子さん
もし自分に死ぬ時が訪れた時、それは一体どこなんだろう―。これまで住んできた家か、病院のベッドの上かもしれない。
この病院で働く辺見の死を控えた患者を見送るお話です。
この病院の別館は終末期病棟（ターミナル）、病気やケガなどで回復が見込めない患者の終の住処です。陰ではゴミ捨て場とも呼ばれています。私（辺見）はここで働いて2年目になる看護師です。
「～をくださーい」
辺見「また始まった…」
太田「カントリーマームを～くーだーさーい！」
患者のひとりである太田さん（通称カントリーばあちゃん・81歳）は糖尿病と認知症を患っている。そして好きなお菓子を1日中連呼するのでそう呼ばれている。
そして同部屋の野中さん（90歳）は寝たきりで旦那の介護で鬱になってしまい、暗い性格になりめったなことではしゃべらない。
さらに山崎さん（75歳）世話好きで元仲居さんでとってもおしゃべりな人です。
ちなみにめったにしゃべらない野中さんも山崎さんのおしゃべりに根負けして話したことがあるそうです。
この102号室はこの3人で生活をしていました。
この中でも私は野中さんがお気に入りだ。
辺見「私のこと好きー？野中さん。」
野中さん「キライじゃ！」
でも野中さんは私のことが好きじゃない…
少し意地悪そうな顔で辺見がこう質問します。
辺見「嫌い？じゃトイレ手伝わなくていい？」
実は野中さんはトイレ介助が必要なのに、世話になりたくないと勝手に用を足したことがあり、頭からトイレに倒れてしまって…顔の半分が「ピッコロ」になってしまったのです。
野中さん「……好きじゃ」
辺見「ありがとーうれしー。じゃトイレ行くときはナースコール押してね」
そして今度はカンファレンスが始まった。
議題は太田さんのカントリーマアムを1日10個から3個に減らすことだった。糖尿病もあるという理由だが、認知症も持っている太田さんにはかなり難しい問題だった。
そして太田さんの叫び声が聞こえてきました。新人の看護師が見に行くとやはりカントリーマアムを所望しています。
新人看護師がカンファレンスの件もあり「今日は3個食べたでしょ」と言い聞かせますが入れ歯を投げられてしまいます。
自分の対応が悪かったのかと落ち込む新人に辺見がフォローしますが、どうしても新人には辛い職場なのです。そしてその新人は1ヶ月後には辞表を出してしまった。
喫煙室では辺見と赤根が話をしています。
赤根は新人が青臭いことと今抱えている患者の延命について話しをしていました。
赤根が担当していた水谷さん（80歳）は脳梗塞で10年前から寝たきりで、最近に肺炎も併発して呼吸が困難な状態でした。
息子はここまで頑張ったからもう楽にしてあげようといいますが、母は過去の思い出にすがり少しでも長生きしてほしいと、結局延命する方向になりました。
先生は赤根に延命が決まって良かったと話していました。
病院としてもポイント制で報酬が支払われるが延命治療が最も高い点数となるようです。
辺見はその話を聞いて「先生が院内で口にするなっつーの」とつぶやいていました。
数日後
あのおしゃべりの山崎さんがだんまりで食事もほとんど食べなくなっていました。原因はみんなも接種したインフルエンザワクチンが体に合わなかったようです。
辺見はいつも通り仕事をしていると…
野中さん「ねぇ、ねぇ…」
辺見「えっ…野中さん！？珍しくしゃべってくれるなんて！」
とても嬉しそうに辺見が野中さんに近寄ると
野中さん「隣…いるの…？」
と山崎さんを心配している様子で「いつも挨拶してくるから…」と言っていました。
その後も山崎さんの容態は悪化し続け…
山崎さんは静かに息を引き取ってしまいました。
この病院では死亡時に立ち会ったナースがご遺体の担当となる。死後処置は2時間くらいかかる重労働だが、辺見がやっとそれを終えると、またしても心電図のアラームが鳴った。
しかも次は野中さんだった…
山崎さんに続き野中さんも亡くなってしまったのです。
同じ日に亡くなる人を担当してへとへとな辺見だが、（野中さんは山崎さんが唯一の友達だったかもしれない…だから一緒についていったのかな…。）と思っていた。
フラフラで帰宅するもオフの日を丸々寝て過ごし、慌てて職場に向かう辺見。
病院につくといつもより静かなことに気がつく辺見。別の看護師さんに聞いてみると、なんとあの後に太田さんも亡くなっていたのです。
しかしこの病棟では空きが続くことはなく次から次へと新しい患者が運ばれてきます。
ここに来る人はあの世へ順番待ちをしているのだ。
亡くなる人をたくさん見ていると、「死ぬ」ということが分からなくなる。
寝る時にふと考えると怖くなる…
私は死ぬのがすごく怖い。こんな私が死ぬ時は誰が看取ってくれるんだろうか？
そんなことを考えて目を瞑ると眠りがやってきて、また新しい朝が訪れる。
”ゴミ捨て場”への出金の時間がやってくる…
詳しくはめちゃコミでご覧ください！
お別れホスピタル【第1話】の感想
”死”を間近で見ることの多い看護師。中でもこの病院は死が近い人たちが集まる場所のようですね。”ゴミ捨て場”なんて失礼な感じもありますが、実際の現場ではこんな感じなのでしょうか。
Twitterでも人気の高い作品で、涙なしでは読めないという声も多くあります。コミカルな内容も含まれるので重すぎず、しかし、受け止めなければいけない事実としてもしっかり読める作品でした。
今後がどのように話が進んでいくのか楽しみです！
著者・沖田×華の関連作品
今回の「お別れホスピタル」の著者である沖田×華の関連作品として「透明なゆりかご」も人気な作品となっています。
FODでは関連作品としてこのような作品を配信しています。また「お別れホスピタル」はビッグコミックスピリッツで連載中ですが、FODでも配信しているので、かさばらずにお得に読めますね！
透明なゆりかごはFODでも配信していますので、無料で読むことができます！
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まとめ
以上、お別れホスピタル【第1話】のネタバレ・感想を紹介しました。
めちゃコミで独占先行配信をおこなっているので、気になる方はご覧に泣てみてください！
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