キングダム【第8巻】のネタバレ・感想！漫画を無料で読む方法も紹介

キングダム【第8巻】のネタバレを紹介しています。

時は紀元前――。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は500年の大戦争時代。
苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す！

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1 キングダム【第8巻】のあらすじ・ネタバレ・感想

キングダム【第8巻】のあらすじ・ネタバレ・感想

大人気作品キングダムのあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください。

とても面白い作品なので是非、実際に漫画でも読んでみてくださいね。

キングダム【第8巻】のあらすじ

大王の伽を務める宮女の向（こう）。
決して美女とは言えない地味な顔の向ですが、初めての伽で大王（政）を見てから、恋をしてしまいます。
それから、行く度も寝所へ呼ばれる向ですが、一度も大王様からのお手がつきません。
そんな中向は、大王様の心には「ヒカ」という女性が棲んでいるのだという噂を耳にします。

そんなある日、意を決した向は大王・政に思い切って「ヒカ」について尋ねます。

政は、ゆっくりと自分の生い立ちを向に語り始めます。

これより昔、長年戦が絶えなかった秦と強敵“趙（ちょう）”。
紀元前262年に両国の総力をあげた大戦がはじまります。
秦の総大将は白起（はくき）、趙の総大将は廉頗（れんぱ）。
2年たっても決着のつかなかったこの戦い。
痺れを切らした趙王が総大将を若き将・趙活（ちょうかつ）に変えたことで、一気にこう着状態が溶けます。
若き趙の総大将・趙活は、当時、秦の副将であった王騎にあっけなく討たれます。

秦軍の勝利で戦は幕を閉じたかた思いましたが、ここで秦の総大将・白起が異常な行動に出ます。
投降していた趙軍の捕虜40万人を、食糧問題と反乱を危惧しすべて生き埋めにしたのです。
戦国の世でも耳を疑ってしまうこの大虐殺は「長平の戦い」という名で、趙人たちの心に憎しみを深く刻み込みました。

そして、この惨劇のわずか数か月後に、よりによって趙の国都・邯鄲（かんたん）で秦の王族の子・政は生まれたのです。

時は流れて9年後。
「長平の戦い」のわずか数か月後に生まれた秦の王族の血を引く政は、趙人たちの秦人への恨みをその小さい体にぶつけられていました。
理不尽に殴られ続ける幼き政。
政が生まれておよそ2年後には、父親の子楚（しそ）が、趙での人質生活から当時有力商人であった呂氏の助けにより脱出していました。
そのため、残された政と母親は、秦からの仕送りが一切なくなってしまい、生活は困窮していました。
母親は政さえいなければ、と政の首を絞め、さらに、邯鄲の民からの執拗な暴力を一身に受ける政。

そんなある日、秦の当時の大王であった昭王が崩御し、新王・安国君が即位します。
そしてその次の王となる太子の座に、政の父親である子楚が就きます。
子楚の子である政はその次の太子となる運命になったのです。

このことが、趙側に知られれば、次期太子となる政は即座に暗殺されてしまいます。
それを阻止するために秦の使い道剣（どうけん）は、秘密裏に政を秦へ脱出させるべく、趙の闇商人であり女頭目・紫夏（しか）に依頼をします。
趙から秦への道をいくつもの検問の厳しい関所を通らねばならず、無事に脱出させられる可能性はかなり低いものです。

キングダム【第8巻】のネタバレ

幼なじみで紫夏を支える江彰（こうしょう）と亜門（あもん）は依頼を断るように言いますが、政の生い立ちを知った紫夏は、依頼を受けることを決めます。
餓死寸前の孤児だった紫夏たち3人。
通りがかりの行商に助けられ、養子になり愛情深く育てられます。
かつて、養父が自分たちを窮地から救ってくれたように、王族の血を引く不遇の幼子・政を絶対に救ってあげようと固く決心した紫夏。

政がいなくなったことを気づかれる前に、5つもの関所を通過しなくてはなりません。
その美しい容姿と人心掌握術で、日ごろから関所の役人たちへの根回しを行っている紫夏。
関所を無事に通過していきます。
しかし、荷物の中に隠れていた政に、気まぐれに役人が討った矢が刺さります。
荷から滲む血を見て慌てる紫夏たち。
急いで政の安否を確認するため関所を離れます。

荷を開けると、政の手首には先ほどの矢が貫通していました。
しかし、政は小さな声も上げず、眉一つ動かしません。
紫夏はそんな政を見て不安を覚えます。

いよいよ最後の関所を超えたとき、関所が緊急閉鎖されます。
政の逃亡がばれて、趙軍が追ってくるのも時間の問題。

馬車を急がせる紫夏たちですが、そんな中、政に異変が起こります。
馬車から飛び降り、錯乱状態で走る政。
慌てて後を追う紫夏。
長年による邯鄲の民からの暴力により、とうの昔に矢に貫かれた痛みすら感じないまでに政の心は壊れてしまっていたのです。

政「俺はもう何も感じないんだ。何も。壊れてるんだよ、もう・・・そんな奴が王などになれるわけがない」
紫夏「なれますよ。私がならせてみせます。痛みが無いのなら私が代わりに感じてあげます。味もっ匂いも全部・・・でも、大丈夫・・・あなたはちゃんと感じていますよ。あの晩一緒に月の輝きに感動したじゃありませんか。大丈夫、私がついています。一緒に秦へ帰りましょう。」
手を差し出す紫夏ですが、亡霊にとり憑かれてしまった政は手を取ることができません。
そんな政に紫夏が叫びます。
紫夏「全部まやかしだ！お前の前には私しかいない！全部ただの幻だ！！」
紫夏の叫びに反応する政。
政は紫夏に優しく抱きしめられます。
わずか9歳の子が人に抱きしめられた初めての記憶でした。

意識を失ってしまった政ですが、紫夏は政がもう大丈夫であることを確信します。

再び馬車に乗り込み逃走を再開します。
意識を取り戻した政でしたが、とうとう趙軍の追手が政を乗せた馬車をとらえます。
江彰、亜門は紫夏への淡い想いを胸に抱いたまま、彼女と政を守るために、身を呈して死んでいきます。
道剣もまた政を守るため敵の矢に倒れます。
とうとう2人になってしまった政と紫夏。
しかし、紫夏は政を守るため、最後まであきらめません。
政に馬車の手綱をもたせ、自分は後ろから迫る的に矢を放ちます。
敵の矢を受ける紫夏。
じっとしていろと叫ぶ政。
それでも紫夏は、今度は剣を取り、政を守ろうとします。
ついに胸を射抜かれた紫夏。
紫夏「見るな！」
政に叫びます。
秦からの迎えとの合流地まであと一歩と迫ったとき、政の身にを襲う矢から紫夏は身を呈して守ります。

その直後、秦からの迎え、昌文君らが現れます。
最期の力を振り絞って紫夏は政に語り掛けます。
紫夏「あなたほどつらい経験をして王になる者は他にいません。だから、きっと、あなたは誰よりも偉大な王になれます。」
優しい目で真っすぐと政を見つめる紫夏。
政「紫夏っ！くそっ！くそォォ！！」
泣き叫ぶ政。

紫夏「・・・政様・・・お顔を・・・もう目が・・・ああ、つきものは落ちましたな～瞳が・・・何とも美しい・・・」
こうして、紫夏は政の腕の中で息を引き取りました。

時は戻り、政の寝所。
政「紫夏が息を引き取り、昌文君らと国境を越えたとき左手に激痛が走った。痛みが戻ったんだ。」
隣で号泣する向。
一生他人に話すことはないと思っていた紫夏の話を向に話した政。
向といると安らぎを感じることに気づきます。
政「また俺の中で何かがかわってきているのかもな」

一方、魏との戦いから帰ってきた信。
魏での武功により、百人将へと昇格します。

市で新しい甲冑を買ったりと浮かれる信。
そんな信の前に、羌瘣が現れます。
王宮には絶対に近づくなとだけ忠告し立ち去る羌瘣。

翌日、政の危機を知らせる使者が信のもとを訪れます。
政の命を複数の刺客の集団が狙い王宮を襲います。
駆けつけた信も刺客と対峙しますが、なんと刺客の中には羌瘣の姿がありました。
羌瘣は「蚩尤（しゆう）」と呼ばれる最強の暗殺集団の刺客だったのです。

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