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ゴールデンカムイ【第7巻】のネタバレ・感想!漫画を無料で読む方法も紹介

ゴールデンカムイ【第7巻】のネタバレを紹介しています。

『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。

ネタバレを先に紹介しますので、無料で読む方法が知りたい方は、下の目次からジャンプしてください!

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>>>ゴールデンカムイのネタバレ一覧はこちら!


ゴールデンカムイ【第7巻】のあらすじ・ネタバレ・感想

大人気作品ゴールデンカムのあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください。

とても面白い作品なので是非、実際に漫画でも読んでみてくださいね。

ゴールデンカムイ【第7巻】のあらすじ

杉元達は日高を目指して旅を続けていましたが、同行している白石が札幌のホテルで爆薬を全て使い切ってしまったために、爆薬を買う金を作るための狩猟をしています。

しかもこの白石、大好きな競馬にアシリパの持参金を使い切ってしまったというのです。

キロランケ 「しばらくと苫小牧の勇払に滞在するしかねぇな」

日高の手前の土地まで来たものの、白石が原因で足止めを食らう事となりました。

アシリパは仕置き棒で白石の脛を殴り、制裁を加えました。

とりあえずこの日は、アシリパ祖母の末弟の村へ宿泊させてもらう事に。

末弟の話では、アシリパ達が到着する前に不思議な占いをする女が現れて、村のみんながおかしくなっているそう。

ちょうどその話をしている時に、インカラマッが現れました。

インカラマッ 「素敵なニシパ(旦那)がいらっしゃいますね。わたし、傷のある男性に弱いんです。そちらの兵隊さんもおても男前ですね」

惚れやすい白石のアプローチを差し置いて、インカラマッは杉元の事を褒めます。

杉元 「そりゃどうも」

インカラマッと杉元の会話の様子を見ていたアシリパは、アイヌ語で杉元は汁物にウンコを入れて食べるとインカラマッに説明しました。

インカラマッ 「んまあ!臭くないんですか?」

さすがにアイヌ語が分からない杉元も、オソマというアイヌ語がウンコを指すと知っていますので、自分を悪く言っている事に気付きます。

杉元 「アシリパさん!?いまスギモトとオハウとオソマ並べたよね!?また俺がウンコ食うって言ったでしょ!!」

アシリパ 「言ってない」

杉元を取られたくない、アシリパのヤキモチだと感じているキロランケは一人でニヤニヤ。

 

 

ここからインカラマッは、予知能力を思わせるような行動を見せます。

インカラマッ 「ちょっと待って、あなた達は…小樽から来たんじゃないですか?」

白石 「ええ?どうしてそれを?」

この話に、アシリパは末弟の親戚が小樽に多いと誰かから聞いたのだろうと相手にしません。

インカラマッ 「わたし見えるんです。あなた達は誰かを…あるいは何かを捜している」

白石 「うそでしょ!?すごいッその通りです!!」

他のメンバーとは違ってどんどん引き込まれていく白石。

インカラマッは占いが得意なので、探し物が見つかるかどうか占ってくれるとの事で、自分の占い道具で杉元達の事を占い始めます。

アイヌは占いの結果を神のお告げとして重視しており、判断が難しい時は占いをして決めるのだそうで。

最も霊力が高いと言われる白狐の頭骨を用い、下あごの骨を頭の上に乗せました。

ゆっくり頭を下げて落とし、歯が上になれば良い兆し、下に向けば不吉な兆しを指すといいます。そして、その占いの結果は…

インカラマッ 「歯が下を向きました、希望は持てません。不吉な兆候を感じます。予定は中止すべきでしょう

白石 「マジかよ」

この結果に、白石は少し不安そうな表情を浮かべたものの、キロランケや杉元はいぶかしげな顔つきをしています。

アシリパ 「何にでも当てはまりそうなことを、当てずっぽうで言っているだけだ。

私は占いなんか信じない。私は新しいアイヌの女だから

アシリパは、真剣な眼差しでインカラマッの占いを真っ向から否定しました。

インカラマッ 「そうですか、あくまでも占いであって指示ではありませんから。

ところで…捜しているのはお父さんじゃありませんか?」

このインカラマッの指摘には、さすがに動揺を隠せない様子のアシリパ。

インカラマッ 「あてずっぽうですのでお気になさらず」

と言って、インカラマッは去って行きましたがアシリパは不穏な感じているようでした。

アシリパ 「イカッカラチロンヌプめ」

 

 

夜になり、末弟の家で囲炉裏を囲む杉元一行。

インカラマッの占いが不思議と当たるため、村の人々が色々なものを貢いでおかしくなっているのだと教わります

アシリパ 「そうやって色々な村を渡り歩いているのだろう」

この話をしている時、白石はまた何かよからぬ事を思いついている様子。

翌朝になると白石は村にはおらず、インカラマッを連れて苫小牧競馬場に行ったとキロランケが聞きだしてきました。

苫小牧は栄えた街であるため、ここで競馬に勝てばしこたまお金が入ると白石は目論んだようです。

インカラマッは一番になる馬を占い、災いをまぬがれるというお守りを白石に売りつけます。

そして、占いは見事に当たって大金を手にする白石。

ここで満足するはずがなく、引き続き次のレースの馬をインカラマッに占ってもらいます。

さっきとは違う、別のお守りを買わされながら…

杉元達がたどり着いた時には、白石はすっかりインカラマッの信者となっており、借りたお金の返済も投げ捨てるように杉元達へ支払います。

この事で怒ったアシリパは、白石が目を覚ますように仕置き棒で殴打しました。

アシリパ 「占いで博打をするなんて、必ず痛い目にあうぞッ、この狐女にたぶらかされるな」

白石 「誰が狐女だ無礼者ッ!インカラマッ様と呼べ」

もはや、白石は正気ではありませんでした。

ここにきて、キロランケも次に勝つ馬について予想します。

占いではなく、小さいころから馬と過ごして来た事で、馬のコンディションや表情を見ての予想でした。

インカラマッも同じ馬が勝つと予想しており、完全に踊らされている白石は、杉元の静止も聞かずに馬券を買いに消えてしまいます。

そんな白石とは別に、競馬場を散策していたキロランケ。

ふと、道端に落ちていた騎手用の帽子が目に留まり、手に取ります。

どうやら、この帽子を被って出場するはずだった騎手が逃げてしまったので、調教師達がその人物を捜していたようでした。

帽子を持っていたキロランケに、厩務員という眼鏡の男性がある提案を持ち掛けます。

厩務員 「その帽子の騎手が逃げちまったんだ。あんた馬に乗れるかい?」

調教師 「はぁ?」

 

 

調教師たちの話によると、八百長でヤクザの親分の馬がうまい具合に勝てるように画策するので、キロランケには普通に馬に乗るだけで良いとの事。

厩務員 「この八百長が失敗すれば、ヤクザに報復されてしまう。前に同じような八百長で一番になってぶっ殺された騎手を知ってる」

そう説明され、チューブでマムシの粉が混じった水を流し込まれる所を目撃してしまったキロランケ。

馬と共に過ごして来た彼にとっては、とても気分が悪い瞬間でした。

ですが、出場を決めたキロランケは、騎手の服を身にまとって杉元達の前に現れます。

キロランケ 「儲けたきゃ賭けろ。俺が勝つぜ」

キロランケはそういいますが、インカラマッが占った結果は、キロランケとは別の馬。

アシリパ 「シライシ…もうそこまでにしておけ。

占いというのは判断に迷った時に必要なものだ。私たちのこの旅に迷いなんか無い。

だから、占いも必要ない

アシリパはそういって白石を諭しますが、盲目の白石は全財産をインカラマッの予想の馬へ賭けようとして譲りません。

杉元 「シライシこの野郎ッ爆薬の金くらい残しておけッ」

白石 「ヤダッ俺は勝負するんだ!インカラマッ様買ってきて!」

杉元に取り押さえられても尚、インカラマッへの信仰が止められず、インカラマッに全財産を託してしまいました。

インカラマッ 「わかりました」

インカラマッはそういって、全財産で自分が予想した馬の馬券を買いに行きます。

アシリパは、インカラマッを捜しに馬券売り場へ行きました。

 

 

杉元に取り押さえられてた白石。

杉元に、この旅の真意を問い詰め始めます。

白石 「杉元!!おまえはカネが必要だから北海道に来たんだろ?いくら必要なんだ?金塊二万貫じゃないだろ?命なんかかけなくても稼ぐ方法が目の前にあるじゃねぇかッ!!」

金さえあれば、網走まで命をかけていく必要なんてないだろうという事を訴えたかったようです。

アシリパ 「キツネ女ッ」

インカラマッ 「止めにきたのですか?もう買っちゃいました。でも、ハズレた方があなたには好都合なんじゃないですか?あの方たちが大金を手にしてしまったら、アシリパちゃんに協力するでしょうかね?」

インカラマッも、白石と同じような事をアシリパに問いました。

この質問にアシリパは答える事が出来ません。

 

 

 

しかし、杉元は白石のような考え方はしていなかったようです。

杉元 「必要なカネが手に入ったから、 ” いち抜けた ” なんてそんなこと…

俺があの子にいうとでも思ってんのかッ

杉元はそういって白石に怒号を浴びせました。

 

 

 

インカラマッ 「あなたの眼………お父様と同じ綺麗な目ですね

アシリパの顔を見て、意味深な事をつぶやくインカラマッ。

そして、購入した馬券をアシリパの顔に叩きつけて去って行きました。

インカラマッ 「また会いましょうねアシリパちゃん」

 

 

 

その頃厩舎では、キロランケが馬に乗る準備をしていました。

キロランケ 「俺が乗るこの馬の名前は?」

厩務員 「烈風だ。いいかい?馬主の親分さんは勝たせる馬に相当つぎ込んだらしい。

1着にしねえと俺たちぶち殺されるぜ。この水烈風に全部飲ませておけよ」

そういわれましたが、キロランケはバケツの水を蹴りとばして飲まそうとはしませんでした。

キロランケ 「行こうか烈風!」

そして、レースは始まります。他の騎手の嫌がらせに遭いながらも、キロランケはぐんぐんと他の馬を抜いていきます。

キロランケの乗馬スタイルが、後に主流となるモンキー乗りと呼ばれるもので、馬の走行時にかかる負担が少ないスタイルだったのです。

キロランケ 「行けえええ!もっと速く!行け烈風行け行けッ」

調教師と厩務員 「あいつ何やってるんだやめろやめろッ」

白石 「ダメェ!!」

アシリパは、1枚だけキロランケが走る馬にかけられた馬券を目にして驚きます。

アシリパ 「!?この1枚だけ3番だ…」

インカラマッは全部違う馬で買ったと言っていたものの、1枚だけ買っておいてくれたようでした。

 

 

 

そして、レースは無事に終了。

結果キロランケはぶっちぎって1着を勝ち取りますが、大損した親分に命を狙われるとさっさと杉元たちと白石をおいて姿を消します。

白石 「キツネに化かされた…」

 

 

 

そして場面は、一行が目指している日高の牧場へ。

牧場主たちが、またモンスターが現れたと相談している様子がうかがえます。

 

一方、日高を目指して再び旅路にでた杉元一行。途中で捕獲したアザラシを手土産にして、川の上流にある村へ泊めてもらう予定です。

ここで白石から、札幌で家永から聞いて来た囚人情報をみんなに伝え始めました。

遊郭で聞いて来たと嘘をついていたため、若い男と中年の男が二人で客として来たらしいと話しました。

実際は、若い男に家永が拷問をしていた際、同行の男にも家永と同じ刺青があったと若い男が漏らしたとの事。

同行者は、網走を脱獄した元囚人だったようだが、家永はその顔つきに見覚えがなかったため特に注意を払っておらず、朝方部屋に行くもぬけの殻になっていたそう。

白石 「とにかく札幌の可愛子チャンが言うには…

その男は日高へ行って、ダンというアメリカ人に会う

といっていたらしいぜッ」

そういって、白石は話を締めくくります。

 

 

ようやく泊まる予定の村へ到着した杉元一行。

その村はアシリパの祖母の姉が住む村で、アシリパを快く出迎えてくれました。

手土産に獲ったアザラシの皮と肉を見せますが、突然祖母の姉は泣き始めてしまいました。

祖母の姉の自宅で話を聞いたところ、

アシリパの祖母たち姉妹には、母から受け継いだ上質なアザラシの衣服があったのですが、娘が結婚する際にその衣服を受け継いだところ、酒と博打が好きな娘の夫が30円で他の人へ売り飛ばして逃げてしまったそうです。

アシリパは先日の競馬で儲けた37円があったため、

アシリパ 「祖母の家に伝わっていたものなら私にとっても大切なものだ。私が買い戻して来る。いいだろうか杉元」

杉元 「もちろんだろ、ほっとけるかよ」

キロランケ 「それで…誰に売ったんだ?」

アシリパ 「この近くで牧場を経営するエディー・ダンというアメリカ人だそうだ」

白石 「アメリカ人!?」

なんと売った相手は、これから囚人の事を聞き出しに行こうとしていた人物であったのです。

さっそくダンの元を訪れて事情を話す4人。

事情を話したにも関わらず、ダンの返事は辛辣なものでした。

アシリパ 「そっちが払った30円は返す」

ダン 「30円?100円じゃなかったかなぁ?」

このダンの態度に杉元は怒りを隠せない態度をとりますが、そんなことはお構いなしにダンはある提案をしてきました。

ダン 「モンスターを倒せたら、30円でアザラシ皮の服を返そう」

ダン曰く、牧場の馬を何頭も襲うモンスターがいるので退治したいが、従業員も恐れをなして倒す事が出来ないそう。

ダン 「そいつの死体を持ってくれば、アザラシ皮の服を30円で返す」

白石 「も、もんすたー?」

この話にやはり杉元は怒り心頭の様子でしたが、そこへ従業員がモンスターがまた現れた事を伝えにやって来ました。

杉元達が様子を見に行くと、赤毛のヒグマが馬を背負って森へ連れ帰る所でした。

慌てて杉元がヒグマを撃ちますが、かすめた程度で驚いて逃げてしまいました。

ダン 「馬を完全には殺さず、前足を両肩に背負い、馬に自分の後ろ足で歩かせることで、運ぶ獲物の重量を半分にする。あのヒグマはそうやって森の奥へ連れ帰って食べるのだ」

アシリパ 「頭が良くても、ヒグマはヒグマだ。この取引受けてやる。

あいつを斃したら、アザラシの服を返してもらうぞ」

しかし、このヒグマ。モンスターと呼べれる理由がありました。

ダン 「私が赤毛のヒグマをモンスターと呼ぶのは、指を吹き飛ばそうが、眼を打ち抜こうが元に戻っているからだ。奴は不死身だ

以前に、指の一部を打ち落とし、片目も奪ったはずなのに、元通りのヒグマが牧場へやって来るため、ダン達はモンスターと呼んで恐れているのです。

ダン 「斃せるものなら斃して来い」

 

ここより杉元一行は、牧場の従業員とともに、森へヒグマを捜しに出ます。

森を南に抜けると使っていない農家があるそうなので、役に立たない白石はその小屋でキロランケと共に休む事に決めました。

途中、従業員に中年の男が訪ねて来なかったかなど聞きながら、アシリパと杉元は森を奥へ奥へと進んでいきます。

その頃キロランケと白石は、ようやく農家に着こうかという所まで来ていましたが、先程連れ去られた馬が、怪我をしながらも逃げて来てたたずんでいるのを見つけてしまいました。

ヒグマが一度獲物と決めた生き物を横取りすると、必ずヒグマが襲横取りした者を追ってくるので、ここは見捨てた方が安全です。

ですが、馬好きのキロランケは、この馬は置いてはいけぬ…と農家へ避難させようと誘導しようとします。

すると、キロランケが馬を連れていく様子を、少し離れた場所からしっかりとヒグマは見ていたのです。

ゴールデンカムイ【第7巻】のネタバレ

馬を連れていく姿を、ヒグマに目撃されてしまったキロランケと白石。

アシリパ達が、別の場所で雪の中に埋められた馬の上に乗り、ヒグマをおびき寄せようとしていた時、もうすでにキロランケ達はヒグマに追われていたのです。

キロランケ 「白石、ゆっくり動け。絶対に走るなよ…」

キロランケが忠告する中、白石は全力疾走で農家へ一直線。

キロランケ 「このタコ坊主ッ」

全速力で走る白石めがけて、ヒグマも追いかけます。

キロランケ 「革帯(ベルト)を投げろッ!ヒグマはヘビが嫌いだ!!」

白石 「ウヒィッ」

慌てて白石はベルトを投げ捨てました。

ヒグマ 「バヒィッ」

そのまま白石は、ふんどし姿でズボンを引きずりながら農家へ向かいます。

キロランケも共に馬を連れて農家へ。

騒ぎを聞きつけた住人らしき男が玄関から出てきますが、構わず中へ突入しました。

住人らしき男 「うおお!?なんだなんだ」

キロランケ 「ヒグマが外にいる!!あんた銃は?」

住人らしき男 「銃なんてこの家にはおいとらんぞ」

キロランケたちが会話していると、ヒグマは警戒して玄関で立ち往生しているようでした。

今のうちにと、3人がかりで入り口を箪笥などで塞いでいきます。

すると、億の勝手口から入って来たという謎の男性が…

白石は、勝手口も塞がなければと慌てていますが、キロランケは不審に思い、男性に問います。

キロランケ 「ちょっと待て。ここは、あんたの家なのか?」

謎の男性 「……ええ、まぁはい…」

キロランケ 「あれ?じゃあこのオッサンは誰だ?」

先程まで住人だと思っていた男性は一体何者…!?という空気の中、男性は無言でたたずんでいました。

 

 

 

キロランケ達が不穏な空気に包まれる中、杉元とアシリパは同じ場所でヒグマが出てくるのを待っていました。

すると、そこへ片目がないヒグマが!!

片目のないヒグマに気を取られていると、同行した従業員が別のヒグマに襲われてしまいます。

アシリパは猛毒の矢を放とうとしたもの、さきほど白石とぶつかった際に弓が折れてしまっていて使いものになりません。

杉元 「1度に2頭相手は無理だ!一旦引くぞッ」

杉元とアシリパは襲われた同行者と共に、その場を一時退却する事を余儀なくされます。

同行者 「アイツ、指が一本無かった。去年の秋、指を銃で吹き飛ばされた奴だ」

杉元 「何のことはねぇ、赤毛のヒグマは不死身なんかじゃなくて…2頭いたんだ」

アシリパ 「いや…あのアメリカ人の言っている事が正しいなら、眼も指も全部ある赤毛がいるはずだ。赤毛は……3頭いる

 

 

 

場面は戻って、白石達がいる農家へ。

白石がバタバタと走り回る中、キロランケは階段に置かれた生首を見つけます。

苫小牧にいた、厩務員と調教師の置かれた男たちの首に間違いありませんでした。

額には、負けた馬の番号が刻まれています。

 

 

 

一方で杉元達は、銃で威嚇しながら農家へ向けてにげていました。

普通のヒグマなら銃を恐れて逃げてしまうようですが、赤毛のヒグマとあって果敢に追いかけてきます。

 

キロランケ達も、部屋の中にキロランケを殺しに来た人物がいるとあって戦々恐々としています。

男たちも生首の事は知らなかったと驚いた様子でしたが、牧場の人から聞いた話では、ここはずっと使われていなかった農家です。

明らかにどちらかが嘘をついていました。

キロランケ 「…どっちだ?どっちが俺を殺しに苫小牧から追って来た男だ?」

屋内に緊張した空気が流れる中、杉元達が農家へ到着しましたが、ここにはもう3匹目のヒグマがいるため入り口からは入れません。

白石の誘導で、アシリパと同行者が窓から部屋の中へ入りました。

杉元は、銃の弾を補充をしてヒグマをひきつけるつもりでいましたが、装填途中にヒグマに襲われそうになり、弾を落としてきてしまいます。

弾を拾おうとしたものの、後の2匹も追いついてしまったため、他の銃弾が入った帯革を投げつけて脅かし、部屋の中へ避難しました。

とりあえず一安心…と思った瞬間、窓から伸びたヒグマの手が同行者の胸元に!!

銃剣で、間一髪食べきられる前に部屋へ引き込みましたが、すでに同行者は虫の息…

 

まともに使える武器もないまま、農家に閉じ込められてしまった4人。

そして、屋内にいた2人の男性も苫小牧から追いかけてきた危険な男の可能性があり、外も中も安全とは言えません。

 

謎の男 「仲沢達弥と申します」

住人らしき男 「若山輝一郎」

2人の男性について、杉元たち4人は粗を捜していきますが、2人ともシラをきって話になりません。

杉元 「もういい。めんどくせぇ。脱げ」

苫小牧から追って来たヤクザであるなら体にくりからもんもん(刺青)があるはずなので、ヤクザを見つけたら弾薬を取りに行かせようと杉元が提案します。

その直後若山は長いドスで杉元に襲いかかり、杉元は避けて胸周りを銃口で破ります。

苫小牧から追いかけて来たヤクザは、若山輝一郎だったのです。

若山 「テメェらが連れてきたヒグマだろうが!!テメエでケツが拭けねぇなら、切り刻んでヒグマの餌にしてやろうか」

若山は、キロランケのせいで競馬で大損をしたとご立腹でいましたが、外にはヒグマが3頭いて危険な状態。ここを無事に出るまでは休戦という事で話がつきます。

とはいえ、誰かが外へ弾薬を取りに行かねばならない事には変わりはなく、誰が拾いに行くかは博打で決める事に。

そして勝負は、キロランケと若山の親分で、 ”丁半” 対決する事となりました。

若山のサイコロに細工はない様子で、壺振りは仲沢に任せる事に。

杉元は、親分が一人で行動するのはおかしいと、壺振りをする前に仲沢にも刺青がないか見せろと命令します。

仲沢 「あの…よろしいでしょうか…」

中年の、毛がまばらに生えた汚らしい体つきに、4人は意気消沈してさっさと服を着るように言います。

ですが、おどおどと正面の体つきしか見せなかったのは、仲沢の演技でした。

その後の壺振りも、要領の悪い素人を演じますが、実は若山の仲間で、壺振りにかけては一級品の腕を持つ人物だったのです。

若山の親分は自分の勝ちだと内心ほくそえんでいましたが、結果は親分の負け。

わざと若山の親分が負けるように仲沢が細工をしたのです。

若山 「なんだって俺を困らせる事ばっかりしやがんだ!!こんな状況で生首勝手に置きやがって、めちゃくちゃじゃねぇか!!」

 

仲沢 「親分が浮気するからだ!!」

 

杉元達4人 「…!?」

若山 「あれは金で買った男だと言っただろう、まだ根に持ってるのかッ」

杉元達4人 「…!!?」

 

ここで2人は痴話喧嘩いなりますが、状況が状況なので早く弾薬を取って来るように親分。

親分は生首を持ち出し、生首を食べている間に弾薬を取ります。

そこには1匹のヒグマがずっしりと構えていました。

親分は自分のベルトを投げつけて熊をひるませる事にしましたが、ズボンがはらりと落ちた瞬間、杉元達は驚きの声を上げます。

杉元達4人 「囚人だあぁ!!」

上半身にすでにくりからもんもんがあった若山の親分は、下半身に暗号が刻まれていたのです。

親分は杉元に弾を渡すと、そのままどこかへ走り去って行きました。

親分は山の中を食われまいと走って逃げている中、農家では1匹のヒグマが扉を突き破り侵入してしまいます。

ここは、杉元が顔を負傷しながらも銃でなんとか討伐に成功。

そして、肉を食べる際によく使う草を用いて、熊を少し食べようかと話になりますが、杉元は間違って違う草を拾っていたことが判明します。

それは、トリカブトの葉だったのです。

トリカブトを用いて毒矢を作って残りの二頭も討伐してしまおうという話になり、農家にある道具や、持参した物をつかって矢を準備しました。

 

 

生首を食べ終えた一頭が、殺された同行者も食べようとしていた所へ、杉元は矢を放り投げます。毒が弱いため、続けてもう一本差しました。

しかし、そのタイミングで2階から最後のヒグマが農家に侵入してきてしまいます。

 

 

 

その頃、牧場ではダンがアザラシの衣服を身にまとい、部屋の中で踊っていました。

そこへ、熊によって土へ生き埋めにされながらも生きていた親分がやって来ます。

親分 「武器だ。テメェが趣味で集めてる中で一番デカイのを出せ」

ダンと親分は、車にマキシム機関銃を積み込んで農家へ向かって走りだします。

 

 

農家に熊が侵入してきたため、杉元達は脱出しようとしていたところ、

親分 「姫~!」

と叫びながら、親分が農家へ到着しました。

杉元達4人 (姫!?)

仲山 「おやぶぅん!?」

様々な気持ちが渦巻く中、なんとか6人は農家を脱出します。

親方が持ち出したマキシム機関銃で一匹は討伐しますが、あえなく弾切れに。

毒矢が刺さりながらも追いかけてくる最後のヒグマから、杉元達はダンの車で逃走します。

しかし、親分のドスを拾おうとした仲沢が地面に落ちてしまったのです。

ヒグマに襲われる仲沢。

親分 「姫ッ」

親分も、恋人の一大事に慌てて駆けつけますが、ドスを用いても腹部を切り裂かれてしまいます。

親分は、内臓が飛び出てもなおヒグマに立ち向かい、そしてついにはヒグマを討伐する事に成功しました。

 

この後2人は、虫の息でヤジを飛ばし合いながら、手を握り合ったまま絶命します。

 

 

 

 

この様子を近くで見ていた杉元達4人とダンでしたが、

杉元 「皮剥いでくる」

とても白けた顔のまま、車に乗っていました。

>>>ゴールデンカムイのネタバレ一覧はこちら!

ゴールデンカムイ【第7巻】の感想

7巻では ”インカラマッ ”という新しいキャラクターが登場しますが、どこかミステリアスで、アシリパの事についても何か知っているような感じがあり、これからのキーパーソンになる可能性を秘めていて、次の展開が気になって仕方がないです。

また、毎度個性の溢れる囚人達が登場するのですが、7巻に登場するヤクザの親分たちのキャラとストーリーはとても強烈で、他の巻の囚人達より飛びぬけて面白い印象があります。

7巻を終え、ここから一体どのように進んでいくのか先が読めな過ぎて、早く続きが読みたくて仕方がありません。

気になる方はぜひ一度読んでみて欲しいです。

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まとめ

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