うみねこのなく頃にEP1【第1巻】前半のネタバレを紹介しています。
あの伝説の作品「ひぐらしのなく頃に」で一世を風靡した竜騎士07が送る新たな「なく頃に」作品。
ネタバレを先に紹介しますので、無料で読む方法が知りたい方は、下の目次からジャンプしてください!
通常の試し読みではなくちゃんと1冊全部を無料で読めますよ!
目次
うみねこのなく頃にEP1【第1巻】のあらすじ・ネタバレ・感想
大人気作品うみねこのなく頃にのあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください。
また、通常の漫画よりも1巻のボリュームが大きいため、長文になっています。
とても面白い作品なので是非、実際に漫画でも読んでみてくださいね。
うみねこのなく頃にEP1【第1巻】のあらすじ
一隻の船がとある島を目指していた。
島の名前は“六軒島”。大富豪、右代宮家が所有する小さな島だ。
目的は毎年恒例の親族会議だった。
船に乗り込むのは“とある事情”で6年ぶりに親族と顔を会わせることになった右代宮戦人-バトラ-
金髪のポニーテールが特徴的な右代宮朱志香-ジェシカ-
眼鏡を掛けた歳上のお兄さんといった風貌の右代宮譲治-ジョウジ-
それに幼い少女の右代宮真理亜-マリア-。
そんな三人が楽しげに会話をしていると、本家のベテラン使用人熊沢チヨが島の社に稲妻が降り注いだという話を伝える。
熊沢「不吉の徴-シルシ-に違いないと漁民達は囁いているんです……くわばらくわばら」
真理亜「不吉……。不吉、不吉、不吉、不吉、不吉、不吉、不吉、不吉」
熊沢の話を聞いた真理亜は、まるで何かに乗り移られたかのように、暗い瞳でぶつぶつと“不吉”と呟いていた。
朱志香「よ……よせよ熊沢さん。真理亜はそういう冗談が通じないお年頃なんだからさぁ」
譲治「真理亜ちゃん。何も怖いことなんか起きないよ」
そんな風に真理亜を宥めようとする二人だったが、真理亜は依然、不吉、不吉と繰り返し呟く。
戦人「おいおい真理亜。そんなに繰り返してたら本当に不吉がきちまうぜ?」
そんな戦人の言葉を聞いた真理亜が、突然空を指差した。
真理亜「不吉……来る」
抽象的な“不吉”と言うワードだが、そんな真理亜の動作を見た戦人には思い当たる節があった。
戦人(そう言えば、台風が来るって……)
それは譲治も同じようで、察したように口を開く。
譲治「大丈夫だよ真理亜ちゃん。天気は崩れるかも知れないけど明日には晴れるって」
戦人「そうだぜ。台風なんかすぐに過ぎちまうってぇ!」
戦人と譲治が真理亜を元気付けようとするが、真理亜は二人の言葉を聞いていっそう強く叫び出した。
真理亜「うー!うー!不吉!!不吉くる!!うー!」
戦人(真理亜……。どうしてお前はそんなに必死に……?)
熊沢「ほっほっほっ……。皆様方は霊感というものをお信じになられますか……?」
戦人「……え?」
熊沢「霊感と言うのは加齢と共に失われていくなんて話もあります。真理亜様は皆様方の中で一番幼い……。皆様方には感じ取れない“何か”を真理亜様は感じ取っているのかもしれませんね」
波の音だけが響く船上。うみねこの声はしない。
熊沢「なんでも六軒島はその昔……魔女が──」
朱志香「熊沢さん。その話は無しにしようぜ」
戦人(魔女?魔女って言ったのか?熊沢さんは……。朱志香は何を知っている?)
既にカウントダウンは始まっていた。
この島で待ち受ける終わらない悪夢。
それは永遠の拷問の序章-始まり-
島についた戦人は島の異変に気がついた。静か過ぎるのだ。
戦人「……うみねこの声がしねぇんだ」
朱志香「うみねこぉ?鳥のかぁ?」
戦人(六軒島の自然は手付かずだ。この島はいつだってうみねこだらけだったってのに、なんだって今日に限ってこうも丸っきりいねえんだ?)
戦人の頭によぎる真理亜の声。
“不吉”。
戦人「……」
真理亜「うー?どうしてうみねこいない?」
戦人「……朱志香が全部丸焼きにして食っちまったんかなぁ!」
真理亜「うー!?!?朱志香お姉ちゃんが焼き鳥にした!うー!」
朱志香「ぶぶ物騒なことを言うんじゃねぇ!真理亜が勘違いするだろー!」
譲治「違うよ、真理亜ちゃん。野鳥って天気や気圧の変化に敏感なんだ。今夜あたり台風が来るから早めに巣に帰ったんじゃないかな」
真理亜「うー?戦人うそ?譲治お兄ちゃんはほんと?」
戦人「うッ……」
そんな話をしながら本邸への道を歩く四人。
譲治「ところで朱志香ちゃん。お祖父様の容態はどうなんだい?」
朱志香「お祖父様ならピンピンしてるみたいだぜ。去年からずっと余命三ヶ月って言われ続けてるわりにねー」
譲治「いたわってあげないとね……」
戦人(お祖父様ってのはつまり、右代宮家ご当主様のことだ。この六軒島を買い取ってここで暮らしてる)
朱志香「へッ。いたわるだぁ?自分から書斎に閉じ籠ってちゃいたわりようがないぜ。それに怪しい趣味はどうにかならねーのかな。臭いが立ち込める系とか勘弁して欲しいぜ」
戦人「趣味って、例のアレかよ」
右代宮家当主、右代宮金蔵-キンゾウ-は怪しげな黒魔術に傾倒していた。それは親族の誰もが知っていることであった。
戦人(いっそおとなしく逝ってくれたら……、なんて思っている身内もいるんじゃねえか。まあ死んだら死んだで遺産で揉めそうだけどよ)
戦人「お」
譲治「今年も相変わらず立派だね。本家自慢の薔薇庭園は」
譲治の眼前に広がるのは見たもの全てが息を呑むような一面の薔薇。そんな薔薇庭園の中で真理亜はどうやら気になるものを見つけたらしい。
真理亜「うー」
譲治「うん?どうしたの真理亜ちゃん」
真理亜「うー、この薔薇だけ変……」
真理亜が指差す薔薇はどうやら傷んでいるようだった。
譲治「……可哀想?」
真理亜「……うー」
譲治は飴の包み紙でリボンを作り薔薇に結びつけた。
譲治「帰るまでの間この薔薇をお世話してあげるといいよ。目印をつけておいたから分かりやすいよね?」
真理亜「うー!」
譲治「せっかくだから、薔薇さんに名前をつけてあげたら?」
戦人「メイドインヘヴンとかどうだぁ?」
真理亜「真理亜の薔薇。真理亜の」
戦人(聞こえねーくらい熱心でやんの)
真理亜が集中していることに気がついた戦人は彼女の側から離れていく。
真理亜の瞳に暗い陰が落ちるが、誰も気がつくことはない。
真理亜「真理亜の、薔薇。うー……」
戦人が真理亜から離れて近づいたのは朱志香だった。そんな彼女はどうやら知っている人を見つけたらしく、気さくに声を掛ける。
朱志香「あれ?嘉音くんじゃんか!おーい!嘉音くん!」
嘉音「!」
朱志香の声に驚いたのか、抱えてた肥料の袋をドサドサと落とす中性的な美少年。その身は右代宮家の紋章が刻まれた使用人の服を着ていた。
朱志香「ご、ごめん、急に声をかけたから……」
嘉音「……お見苦しいところをお見せしました。……すぐに片付けますから……」
戦人「大丈夫かよ?手伝うぜ」
戦人はそう言いながら嘉音が重そうに持っていた肥料の袋を軽々と持ち上げ、目的の場所であろう手押し車へと乗せようとする。
嘉音「あ……!結構です。全て僕がやりますので……」
戦人「気にすんなぁ!こう見えても鍛え方が違うぜ!ここが俺の見せ場さぁ!」
荷物を運び終わった戦人に、朱志香がニコニコと笑いながら声をかけた。
朱志香「戦人。彼は使用人の嘉音-カノン-君。ここに勤めて三年になるんだ」
戦人「そっか。俺は戦人。よろしくな」
嘉音「……初めまして。……使用人の嘉音です……」
戦人「歳近そうだな!気さくに呼び捨てにしてくれよ!」
嘉音「……お気持ちだけで結構です、戦人様。……僕たちは……、家具ですから」
戦人(ぶ……無愛想な奴だな……)
嘉音「では……僕は仕事がありますので」
戦人「あ、おい!」
~~~場所は変わってゲストハウス~~
戦人「へぇゲストハウスねえ。俺がいない間にこんなものがたっちまうとは、時の流れを感じるねぇ」
ゲストハウス。
朱志香「そりゃ6年も経ちゃあいろいろと変わるぜ」
戦人「朱志香にゃあ胸ができたし。真理亜はすくすく育ったし。譲治兄貴なんか成人しちまったもんな!成人かぁ……」
戦人「兄貴は結婚とかどうなんだ?」
譲治「えっ!?」
戦人「もう大人なんだし結婚考えてる人もいるんじゃねえのかぁ!?」
譲治「そ、そんなことないよ……」
そんな話をしていると、ドアのノックする音が。
???「失礼します。お食事の用意が出来ました」
朱志香「その声は紗音!入れよ。戦人は覚えてるだろ?」
紗音「……は、はい。失礼します」
扉を開き中に入ってきたのは、伏し目勝ちで控えめな印象を受ける巨乳の美少女、メイド服に身を包んだ本家使用人の紗音-シャノン-だった。
紗音「御無沙汰しております。戦人様」
戦人「おお~!あんた紗音ちゃんかよ!すっかり美人になって……」
紗音「勿体ないお言葉、恐悦です……」
戦人「えっと……食事の用意ができてんだっけ?」
紗音「は、はい!失礼しました。皆様をお屋敷にご案内致します」
紗音の案内でゲストハウスを抜け、薔薇庭園を通り本邸へと入る戦人達。
本邸に入った戦人の目に飛び込んできたモノは巨大な絵画だった。
戦人「……なんだこりゃあ……」
呆然と絵を見つめる戦人。洋風の衣装を身に纏った金髪の麗人。……とても美しいのだがどこか不気味に感じられる。そんな絵だった。
真理亜「うー。ベアトリーチェ」
戦人「ベ、ベアトリーチェ?」
朱志香「あぁ……戦人が来てた頃にはこの絵もなかったっけか」
譲治「一昨年辺りだったと思うよ。絵がかけられたのは」
紗音「そうです。それはお館様が画家に描かせた……六軒島の魔女ベアトリーチェ様の肖像画です」
戦人「魔女の肖像……?」
譲治「うん。戦人君は昔聞かされたことなかったかい?六軒島の魔女伝説……」
戦人(背筋を這い上がる戦慄──。これが俺と魔女との最初の出会いだったんだ──)
うみねこのなく頃にEP1【第1巻】のネタバレ
紗音に案内され、食堂へ向かうと、そこには右代宮金蔵と戦人の妹である右代宮縁寿-えんじぇ-以外の全員が一堂に会していた。
朱志香の父で、右代宮家の次期当主である右代宮蔵臼-クラウス-曰く「お祖父様は機嫌が悪い為来ない」とのことであった。
戦人の妹──縁寿は体調不良の為、六軒島に来ていない。
蔵臼「親父殿はどうやら親族とのランチより魔女様にご執心らしい」
戦人(魔女様、か。言われてみりゃあ聞かされたような記憶がある)
戦人は思い出していた。幼い頃、台風の夜……。
~~~
留弗夫「あぁ……来やがったな。こういう嵐の夜にはよぉ、戦人。あいつが来るんだ……」
戦人の実父である留弗夫-るどるふ-が、台風によりガタガタと揺れる窓をみて、ぽつりと呟いた。
留弗夫「六軒島の魔女、ベアトリーチェ様がよぉ……!」
~~~
戦人(まさか本当に伝説の魔女様が居るっていうのか?)
戦人はあの肖像画を思い出しながら呟く。
戦人「なんてな。魔女なんてうさんくせぇもんいるわけ……」
真理亜「うー!魔女は“い”るー!ベアトリーチェは“い”るー!」
譲治「あはは。僕は信じるよ真理亜ちゃん。ね、怒ってないでランチをいただこうよ」
戦人(どうして真理亜はここまで信じているんだ?)
蔵臼「さて。今回は久しぶりに訪れた戦人君が主役だ。ゆっくりしていきたまえ」
戦人「……はあ、ありがとうございます」
絵羽「本当に戦人君は6年経って見違えたわよぉ。背が伸びたのはやっぱり血しらぁ?そのルックスじゃ浮いた話もいっぱい有るんじゃないのぅ?」
ニコニコと微笑みながら戦人に話しかけるのは、譲治の母である右代宮絵羽-エバ-である。
戦人「ないっすよそんなの全然~!またそうやってからかって~!」
絵羽「女の子をいっぱい泣かすとこまで留弗夫に似ないといいわねぇ」
留弗夫「おいおい、姉貴。俺はそういうのからは足を洗ったんだぜ?」
桜座「どうかしら?留弗夫兄さんは遺伝子レベルでだらしないですし」
くすくすと笑いながら柔らかい笑みを浮かべるのは右代宮桜座-ローザ-。真理亜の母である。
夏妃「戦人君は本当に背が伸びましたね……」
そんな風に談笑していると、戦人に話かける人物が。彼女は朱志香の母、右代宮夏妃-ナツヒ-だった。
戦人「はい!食ったり食べたり食事してたりしたら!」
夏妃「戦人君のその体格は、きっと当主様の血を色濃く引いているのでしょうね」
戦人(そこは食ってばっかってツッコム所でしょ夏妃おばさんー!からみづれえ……)
秀吉「わっはっはっは!食べてばかりやないか!戦人くん!食べ過ぎは禁物や!ワシのような体型になって、別の意味で女の子を泣かしてしまうでー!」
ふくよかな体型の彼は右代宮秀吉-ヒデヨシ-。譲治の父である秀吉は気さくで陽気、子供達の味方だ。
霧絵「男の人の価値は外見だけでは決まりませんよ?戦人くんは今年受験でしょう?そっちは大丈夫なの?」
戦人「霧絵さん、その話題はよそうぜぇ……」
戦人が霧絵さんと呼んだ女性は右代宮霧絵-キリエ-。留弗夫の後妻で戦人からすれば義母に当たる女性だ。
戦人「あ、朱志香。霧絵さんの正面の人は誰だ?真理亜の親父さんじゃねえよな?」
朱志香「あぁ、真理亜の親父さんは来てないぜ。あれは祖父様の主治医の南條先生だ」
戦人「親族会議にお医者様ねえ……」
戦人(祖父様の余命と遺産も会議の議題ってとこか……。……まぁ、遺産なんざ子供の俺には関係ないことだ)
戦人「それにしても本当に旨いなこのランチ……」
郷田「お褒め頂き光栄です」
戦人「!?」
朱志香「あぁ、使用人の郷田-ゴウダ-だよ。今日のランチは郷田担当なんだ」
郷田「一昨年からお勤めさせていただいてる郷田と申します」
郷田と挨拶を済ませた戦人は、食事を終えた子供組と紗音を引き連れて海へ向かおうと食堂を後にした。
玄関へ向かうと、やはり目に入るのは巨大な肖像画。そんな肖像画を眺めていると戦人は違和感に気がついた。肖像画のすぐ下に黒い石碑があり、そこに何やら文字が刻まれていたのだ。
戦人「なんだ……この妙な碑文は……」
懐かしき、故郷を貫く鮎の川。
黄金郷を目指す者よ、これを下りて鍵を探せ。
川を下れば、やがて里あり。
その里にて二人が口にし岸を探れ。
そこに黄金郷への鍵が眠る。
鍵を手にせし者は、以下に従いて黄金郷へ旅立つべし。
戦人「黄金郷……?」
第一の晩に、鍵の選びし六人を生け贄に捧げよ。
戦人「……な……」
第二の晩に、残されし者は寄り添う二人を引き裂け。
第三の晩に、残されし者は誉れ高き我が名を讃えよ。
第四の晩に、頭を抉りて殺せ。
第五の晩に、胸を抉りて殺せ。
第六の晩に、腹を抉りて殺せ。
第七の晩に、膝を抉りて殺せ。
第八の晩に、足を抉りて殺せ。
戦人「え、えぐりて殺せ……?」
第九の晩に、魔女は蘇り、誰も生き残れはしない。
第十の晩に、旅は終わり、黄金の郷に至るだろう。
戦人「な、何だよ……この物騒な……碑文はよ……!」
戦人は碑文を気にしつつも、朱志香に呼ばれ、海へと向かう。海へとついた戦人は早速碑文についての質問を皆に投げ掛けるのだった。
戦人「で、あの物騒な碑文は何なんだよ?」
真理亜「うー!真理亜知ってる!黄金の隠し場所ー!」
戦人「黄金……ってーとアレか?祖父様が資本金にしたっていう伝説の10tの黄金!」
譲治「2年前に絵と碑文を書かせたお祖父様は名言してないんだけどね。碑文は黄金のありかを示していて、謎を解いた者に家督と黄金を譲るという意味じゃないかと親類には言われいるんだ」
譲治の話に興味を示した朱志香と戦人。紗音や譲治と協力して碑文の謎を解き始めるのだった。
戦人「あれ?待てよ?碑文の最後“誰も生き残れはしない”」
第九の晩に、魔女は蘇り、誰も生き残れはしない。
第十の晩に、旅は終わり、黄金の郷に至るだろう。
戦人「……皆死んだ後に黄金郷に至るって言われても困るぜ」
朱志香「魔女様が絡んでくると急にうさん臭くなるよなぁ」
戦人「っていうかよ、そもそも祖父様の黄金伝説にも妙ないわれがあった気がするぜ」
全ての始まりである10tもの黄金の出所それについて右代宮金蔵はこう答えた。いわく「自分は偉大なる魔術師であり、黄金の魔女ベアトリーチェを呼び出し、自分の魂と引き換えに黄金を授かった」と
朱志香「黄金をくれたのも魔女、碑文の中身も魔女じゃ流石に馬鹿馬鹿しくなっちまうな」
戦人「違いねぇや。魔女なんて……地球上のどこにいるってんだ」
真理亜「うー……!魔女はいる!魔女は何でもできる!愛を与えることも!奪うことも!空も飛べるし黄金もパンも生み出せる!うー!」
譲治「……真理亜ちゃんは将来魔女になりたいんだもんね。僕は信じるよ、魔女のこと」
真理亜「うー。戦人と朱志香、ベアトリーチェを馬鹿にしたからお怒りに触れるー!」
戦人「ええ!?悪かったぜベアトリーチェ様ごめんなさい!」
朱志香「わ、私も謝るぜ」
譲治「真理亜ちゃん魔術に詳しいよね?二人を魔女のお怒りから守れないかな?おまじないとか魔除けとかでさ」
真理亜「うー」
ごそごそと自らのバッグを漁る真理亜。暫くするとサソリが彫られた安っぽい二つのペンダント手のひらに乗せて、戦人達の前に差し出した。
朱志香「これを私と戦人に?」
真理亜「うー!このお守りならベアトリーチェも大丈夫!サソリは魔除けの力もあるから!心に平穏が欲しい時は腕に!ドアノブにかけておくと悪いものが入ってこられなくなる!うー!」
戦人の目にはそのサソリのアクセサリーはいかにも安っぽい物にしか見えなかったが──。
戦人(お守りの価値は材質じゃなくて気持ちの強さだよな)
戦人「ありがとな!真理亜のおかけでもう安心だぜ!」
そんな戦人の様子を見て「うー!」と得意気な笑みを浮かべる真理亜。
戦人「大分風が強くなってきたな……」
譲治「そろそろ戻ろうか。雨に降られちゃうよ」
真理亜「うー……。真理亜の薔薇……、台風で飛ばされちゃう……」
戦人「飛ばされちゃあ大変だ!真理亜、場所覚えてるか?」
真理亜の指示に従い薔薇庭園へと向かう戦人達。しかし、真理亜が指定した場所に薔薇は見当たらない。
戦人「……ないな。手分けして少し探してみるか」
真理亜「うー!ここ!真理亜の薔薇はここなの。ここにあるの……!」
戦人「……?ここにはないぜ……?別の場所だろ……?」
真理亜「ここなの。探して……!探して!真理亜の薔薇!真理亜の薔薇がない!ない!ない!うー!うー!」
戦人「目印をつけた薔薇は手前の目立つ所にあった筈だぜ?ここないなら別の……」
真理亜「ここなの!ここにあったのに!真理亜の薔薇!」
戦人「……参ったな」
朱志香「真理亜はたまにすごく頑固になることがあって……」
戦人(ある筈の薔薇が「ない」……。これも何かの不吉の徴だってことなのか?)
桜座「そんなところでどうしたの皆?何か探し物?」
薔薇庭園に現れた桜座に譲治が事情を説明する。すると桜座も一緒に薔薇を探し始めた。
真理亜「うー!ここにあるの!ママも信じてくれない!」
桜座「ちゃんと信じて探してるでしょ。うーうー言うのをやめなさい」
真理亜「うー!ここなの!ここにあるのにないの!うー!」
桜座「じゃあ誰かが抜いちゃったんでしょ……!諦めなさい!うーうー言うのを止めなさい!」
真理亜「うー!うー!うー!真理亜の薔薇抜いたの誰ッ!返して!うー!うー!」
桜座の言葉に耳を貸さず、うーうーと喚く真理亜。そんな様子を見てついに桜座が激昂した。腕を振り上げると手のひらで真理亜の頬を強く叩く。真理亜は吹っ飛びこそしなかったが、体勢を崩した。
桜座「そのうーうー言うのを止めなさいって言ってるでしょ!!」
戦人「ろ、桜座おばさん……?」
真理亜「真理亜の薔薇!真理亜の!うーうーうー!!」
桜座「やめなさい!その変な口癖のせいでクラスの子達にも馬鹿にされてるんでしょうが!!いい加減にしなさいッ!!」
再び真理亜に手を上げた桜座。今度こそ真理亜は叩かれた勢いで後ろに倒れ込んだ。倒れこんで尚、うー!うー!と泣きわめく真理亜に、桜座は容赦なく平手を叩き込む。
戦人「ろ、桜座おばさん。いくら娘でも暴力はいけねぇっすよ……」
桜座「戦人くんは黙ってて!真理亜は9歳よ!?園児じゃないのよッ!?この子がクラスで何て言っていじめられるか知ってるの!?変な口癖のせいで友達の一人もいないのよ?この子の将来に関わることなの!!」
真理亜「うー!うー!」
桜座「やめなさい!うーうー言うのをやめなさい!」
そう言い再び手を上げる桜座に、戦人は一歩踏み出そうとするが、譲治がそれを制止した。
譲治「心苦しいけど、このままじゃ大人にはなれない。これは親子の問題だよ」
その言葉を聞き、渋々と戦人達はゲストハウスに戻ることにした。戦人達の背後からは、うーうーと泣く真理亜の声が響いていた……。
桜座「そんなに探したいなら一人で探しなさい!ママはもう知りませんっ!」
真理亜「うー!探す!一人で探す!うーうーうーうー!」
そして時間は過ぎ、夕方。ゲストハウスで台風のニュースを見ながら、戦人、朱志香、譲治の三人は寛いでいた。そんな時、コンコンと響くノックの音。
嘉音「お食事の用意が整いました。お屋敷へお越しください」
そんな嘉音の言葉に朱志香は嬉々として扉を開く。
朱志香「わざわざ迎えに来てくれたんだ!」
嘉音「……。真理亜様はいらっしゃいませんか……?」
戦人達は血の気が引いていくのを感じた。急いで部屋を飛び出し、大雨の薔薇庭園へと向かう。
戦人「俺達はてっきり、桜座おばさんと屋敷に戻ったんだとばっかり……!」
嘉音「お屋敷ではお見かけしませんでした。桜座様は仮眠をとっていらしたので、戦人様達とご一緒かと」
桜座「真理亜ぁーーーーーッ!いるなら返事をしなさい!」
戦人「桜座おばさん!」
桜座「真理亜はどこ!?譲治くん達と一緒じゃないの!?」
譲治「いえ。僕達らあの後真理亜ちゃんには会ってません」
桜座「ああ……あああ……。真理亜は馬鹿正直だからないものを探しなさいと言ったらずっとずっと探し続けるわ……。雨が降ろうが槍が降ろうが……。その愚直さは私が一番よくわかっていたのに……ッ、私は……ッ!感情に任せてなんてことをッ!!真理亜ぁああ!!」
桜座と合流した戦人達は、凄まじい雨風の中、真理亜を探して薔薇庭園を走る。
暫くすると、傘をさし、地面にぺたりと座りこむ真理亜を桜座が発見した。桜座は真理亜を思いきり抱き締め、言葉を紡いだ。
桜座「真理亜ぁああ!良かった、本当に良かった……」
真理亜「うー……ママ……?真理亜の薔薇、見つからない……。うー……」
桜座「後でママも探してあげるから……今日はお預けにしないさい……ね?ごめんね……。本当に悪いママでごめんね……」
戦人達はほっと胸を撫で下ろす。そして、真理亜を連れた桜座達は夕食をとると為に食堂へと向かうのだった。
食堂には昼食の時と同じく、金蔵を除いた親族一同と金蔵の主治医南條が席についていた。
戦人「へっきし!」
真理亜「うー!戦人びしょ濡れー!」
戦人「必死に真理亜を捜したんだぜぇ。真理亜はちゃっかり傘を持ってたみたいだけどなぁ」
真理亜「真理亜傘持ってない。貸して貰った」
桜座「誰に傘を貸して貰ったの?ちゃんとお礼を言いなさい」
真理亜「うー。ここにはいないから、お礼を言えない!うー!ベアトリーチェ!ベアトリーチェが貸してくれたの!」
全員「「……え?」」
戦人「……ベアトリーチェってあの……、この島の魔女の……かよ?」
真理亜「うー!ベアトリーチェ!」
桜座「そんなわけないでしょ。誰が真理亜に傘を貸してくれたの?」
桜座はそう言い、この場にいる全員に確認を取る……が、誰も傘を貸していないらしい。
桜座「待って、私は犯人を探しているんじゃないのよ?お礼が言いたいだけなのにどうして誰も名乗り出てくれないの……!?誰?誰が真理亜に傘を貸してくれたの?」
真理亜「うー。だから言ってる!ベアトリーチェ!ベアトリーチェが貸してくれたの」
紗音が使用人、金蔵お付きの使用人、呂ノ上源次-ロノウエゲンジ-を含めた全員に確認をとったが誰も傘を貸していないという。皆疑問に思いながらも、夕食が始まった。
真理亜「譲治お兄ちゃん!これでご飯は終わり?」
譲治「うん。おしまいだよ」
真理亜「じゃあお手紙読む!真理亜お手紙読む!」
戦人「手紙?」
真理亜が取り出した封筒。そこには右代宮家の家紋が箔押しされ、当主の指輪で刻印された封蝋。
……知っている人ならすぐに分かる、金蔵の正式な封筒であった。
それを見た、親族の形相が変わる。先程まで談笑しながら夕食を食べていたとは思えない程、険しい顔つきだった。
……皆これが本物の手紙で、そこに遺産に関して自分に不利な内容が記されているのではと恐れているのだ。
真理亜「ご飯が終わったら真理亜が皆に読んで聞かせろって言われた!真理亜は、魔女の……め、め、めっせんじゃ?なの!」
夏妃「得体の知れない怪文書です。読むに値しません!」
霧絵「いいじゃないの。誰が書いたかはともかく、中身を聞いてからの判断でも」
秀吉「そ、そうやな。中身が気になるんのは事実や。読んでくれ真理亜ちゃん」
真理亜「読む。うー。【六軒島へようこそ、右代宮家の皆様方。私は、金蔵様にお仕えしております、当家顧問錬金術師のベアトリーチェともうします】」
蔵臼「誰だか知らんがくだらん戯言を!」
真理亜「【長年に亘りご契約に従いお仕えしてまいりましたが、本日金蔵様よりその契約の終了を宣告されました。よって本日を持ちまして当家顧問錬金術師のお役目を終了しせていただきますことを、どうかご了承くださいませ】」
親族は皆、食い入るように真理亜を見つめ、その言葉に耳を傾けていた。
真理亜「【さて、ここで皆様に契約の一部を説明しなければなりません。私、ベアトリーチェは金蔵様にある条件と共に莫大な黄金の貸与をいたしました。その条件とは、契約時に全ての黄金を返還すること。その利息として右代宮家の全てを頂戴できるというものです。】」
秀吉「む……無茶苦茶や!黄金も財産も全てをかえせっちゅうんか!」
真理亜「【これだけをお聞きならば、皆様は金蔵様のことを何と無慈悲なのかとお嘆きにもなられるでしょう。しかし金蔵様は皆様に富と名誉を残す機会を設けるため、特別な条件を追加されました。その条件が満たされれば、私は黄金と利子を回収する権利を永遠に失います】」
留弗夫「特別な条件…?なんだそりゃ」
真理亜「【特別条項。契約終了時にベアトリーチェは黄金と利子を回収する権利を持つ。ただし、隠された契約の黄金を暴いた者が現れた時、ベアトリーチェはこの権利を永久に放棄しなければならない】」
留弗夫と秀吉が思わず席を立つ。
真理亜「【……もし皆様の誰か一人でも特別条項を満たせたなら、既に回収した分も含めて全てお返しいたします。なお、回収の手始めとしてすでに、右代宮家の家督を継いだことを示す“当主の指輪”をお預かりさせていただきました。封蝋にてそれをどうかご確認くださいませ】」
蔵臼「……ありえん!親父が指輪を手放すことも!黄金伝説も有り得ない!私は当主代行として全ての財産を把握している!黄金など存在しないッ!」
絵羽「じゃあ、蔵臼兄さんの把握してない財産こそが……ベアトリーチェの隠し黄金よねぇ……!」
蔵臼「……ッ!」
真理亜「【隠し場所については、既に金蔵様が私の肖像画の下に碑文にて公示されています。条件は碑文を読むことが出来る者全てに公平に。それではどうか今宵を、金蔵様との知恵比べにて存分にお楽しみくださいませ】」
真理亜の手紙を聞いた親族の大人達は、金蔵の書斎へと詰めかけた。……しかし、書斎は鍵によって閉じられたまま、金蔵の返事はない。
ならば仕方ないと、親達は子供を差し置き、黄金の話を始めた。
朱志香「金カネ金って!よくもあそこまで大っぴらに言えたもんだぜ!心底幻滅だよ……!」
譲治「朱志香ちゃん……。未成年には分からないかもしれないけど、お金を得ることは単純な綺麗事じゃないんだよ……。家族や社員、部下の生活を背負ったら戦わないといけないこともあるんだ。だからどうかご両親を嫌いにならないでいてあげて……」
朱志香「分かってるよ!少し放っておいてくれよ……!」
朱志香はそういうと戦人と譲治がいる部屋を後にした。
……真理亜はあの手紙の後、目の色を変えた親達に質問攻めにされ、「魔女なんかいない」「本当は誰に会ったのかいえ」、そんな言葉で傷ついた彼女は肖像画の前で泣きじゃくっていた。
一方、その頃夏妃は、蔵臼に誘われ、とある部屋へと案内されていた。
そこに入った夏妃が見たのは……一つの黄金。
夏妃「こ、これは……」
蔵臼「方々に手を尽くし、私が見つけたものだ。……純金のインゴッドだよ。方翼の鷲の刻印が入ったな。これがなければ誰も黄金なんて信じなかった。……ベアトリーチェの黄金は実在するのだよ」
夏妃「な、なぜ今まで打ち明けてくれなかったのですか……?そこまで私は貴方の信頼に足るに値しないと言うのですか……」
蔵臼「君を思えばこそあえて関わらせなかったのだ。……これ以上は体調に関わるだろう。もう休みたまえ」
そういうと、蔵臼は部屋を後にした。夏妃も暫くしてからようやく部屋を出て、廊下で壁に寄りかかっていた。
夏妃(この家に嫁いで、罵られ疎まれながらも夫を支え、妻として母として懸命に生きてきたつもりだった。……けれどその全てが否定された気がする)
夏妃「もう、何を考えて生きていけばいいのか分からない……」
朱志香「……母さん?」
夏妃「朱志香……」
朱志香「……なんだよこんなところに。灯りくらいつけろよ」
夏妃「……ごめんね。母さんは頭痛が酷いの。そっとしておいてくれる?」
朱志香「……あの、随分たてこんだ話みたいじゃん?頭痛が酷い?私、薬もらってこようか?」
夏妃「ありがとう。でもいいの。……ひとりきりにして」
朱志香「譲治兄さんがいってたみたいに……。母さんも私たちのことを背負って戦ってるんだよな」
夏妃「?」
朱志香「あのさ!私今日お守りを貰ったんだ。こんな玩具みたいなお守りじゃご利益は分からないけど、確かドアノブに下げてるといいとか。母さんにあげるよ!」
朱志香は真理亜から貰ったサソリの絵が描いてあるアクセサリーを夏妃に渡す。朱志香照れ臭いのか、少し頬が朱色に染まっていた。
夏妃「……ありがとう、朱志香。大切にします」
朱志香「べ、別に心配だからとかそんなんじゃないぜ?」
夏妃「ふふ。ではもう私は休みます。朱志香も余り夜更かしはしないようにね」
その頃、戦人は客間で窓の外を眺めながら考え事をしていた。ベアトリーチェは何者なのか。おそらく、自分抜きで遺産分配の話を進めていた息子達への、祖父様からの刺客といったところだろう、そう結論付けていた。
霧絵「どうしたの戦人くん。何か考えごと?」
戦人「霧絵さん。例の手紙について、ね……」
霧絵「私たちの方も大荒れよ。一度頭を冷やそうって小休止したけれど、今夜は徹夜かもね。……何者かしらね。ベアトリーチェって。ねえ、ベアトリーチェなんて人物が本当にいると思う?」
戦人「さぁ?あくまでも偽名じゃないですかね。お祖父様の代理人がそう名乗っているだけで」
霧絵「ううん。そうじゃなくて、今この六軒島には全部で18人いるでしょ。19人目が存在すると思う?」
戦人「19人目ってどういう意味っすか?」
すると霧絵は推理を披露し始めた。真理亜に傘を貸した人物は18人の中にいない。なら19人目を疑うのは当然。けれど、もし19人目がいるとしたらどこにいるのか?と。
外は台風でとても船なんか出せない。雨が降りだした時点で19人目は島にいて、どこかで雨宿りをしてないければならないのに、18人の誰の目にも触れていない。
ベアトリーチェが自称する通りなら、その人物は最高の賓客なのだから、お祖父様が屋敷に迎え入れないということは考えられない……。そこまで推理を披露してくれれば、戦人にも理解が出来る。
戦人「……霧絵さんは19人目なんか存在しないって言いたいんですか?」
霧絵「19人目が隠れている可能性も普通に考えれば否定できない。でも、チェス盤をひっくり返して考えると、19人目はありえないと断言できるの」
“チェス盤をひっくりかえす”と言うのは霧絵の口癖だ。敵の立場で物事を考えるという意味である。
霧絵「仮に19人目が実在したとして、その人物は島でずっと隠れていた。ならどうしてわざわざ真理亜ちゃんの前に姿を現したの?」
戦人「素直で幼い真理亜をメッセンジャーにするため?」
霧絵「メッセンジャーなんて必要なの?手紙なんて郵送で済むわ。親族一同に出せば黙殺もできない。わざわざ手渡しする理由がないわ」
それに、と霧絵は続けた。
霧絵「19人目が存在をアピールしたいなら堂々と姿を現せばいいのに、真理亜ちゃんの前にしか現れていない。そして手紙で存在をアピールした癖に今もまだ隠れてている」
霧絵は指を擦り合わせ、パチンと鳴らした。
霧絵「ここでチェス盤をひっくり返す」
なるほど、と戦人は言葉を続ける。
戦人「姿を隠したいなら存在をアピールするわけがない。姿を現したいなら手紙なんか託さず堂々と現れるはず。19人目の行動には矛盾が生じてる」
霧絵「そう。むしろ説明がつくのは18人の中にベアトリーチェが潜んでいる場合よ。“19人目”として私達の前に現れていないのもつまりそういうこと。ベアトリーチェが18人の中にいるから。穴だらけの推理だけど多分間違いないわ」
戦人(急に気味が悪い話になってきた。ベアトリーチェは正体を隠し真理亜まで利用して何を企んでいる……!?)
霧絵「……なんてね。遺産には興味がないけど、こんな王道ミステリーみたいなシチュエーションにはわくわくしない?」
戦人「……いやほんと、あのクソ親父の手綱は霧絵さんにしか無理っすよ……」
留弗夫「なんだなんだ?まぁた二人して俺の悪口言ってたのかぁ~?」
戦人「親父…」
留弗夫「……大人の会議が終わって、戦人がまだ起きてたら……。ちょいと家族で話があるんだ」
霧絵「……なんの話?」
留弗夫「後で話すから……今は聞くな。……頼む」
戦人「柄にもねえな。今じゃダメなのかよ」
留弗夫「そんな顔すんなよ。ビビりてえのは俺の方なんだ……」
窓へと歩みよる留弗夫。……轟音を立てて、稲妻が光った。
留弗夫「───俺は多分……。今夜殺されるだろうな」
戦人(俺はまだ何もわかっちゃいなかったんだ。親父の言葉の意味も、ベアトリーチェの正体も。……あの手紙が……惨劇への招待状でしかなかったことも)
うみねこのなく頃にEP1【第1巻】の感想
雷がお社に落ちたり、いつもはいる筈のうみねこが居なかったり。
人か祟りか偶然か──はたまた魔女の仕業なのか。
続きがとても楽しみになりますね!
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