毒親を持った子供たち-幸せを呼ぶ赤ちゃんポスト-を読みましたのでネタバレを紹介します。
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目次
毒親を持った子供たちのあらすじ・ネタバレ
毒親を持った子供たちは女たちのサスペンスシリーズで全3話の構成となっています。それぞれのネタバレを紹介しますのでご注意ください。
【毒親を持った子供たち】
リナは男遊びが好きな若い女性。ちやほやされることが好きで多くの男性を関係をもっていました。
そのせいもあって、子供を授かることになったが、リナにとって”子供＝邪魔なもの”という認識です。そこで政策のひとつである”赤ちゃんポスト”を利用することになりました。
周りのおばさんたちは「母親としての自覚はないのか」などとあまり快く思っていないようですが、リナのようなまだ遊びたい時期の女性にはとても重宝されたものでした。
リナも子供をポストに預けて遊び続けました。
・・・30年後・・・
50歳になったリナは前までのように男が寄り付かなくなり、ボロボロの状態になっていました。その時には”赤ちゃんポスト”を逆に憎む立場になっていましたが、役所に問い合わせ、自分の息子に会わせろと叫びます。
実は赤ちゃんポストに投函された子は国の優秀な環境で育ち、エリートになる子が多かったのです。
リナの捨てた子も立派なエリートに育っていました。内心「これで裕福な生活が取り戻せる」と思っていたリナ…
息子に対し涙ながらにこれまでの仕打ちを詫びていましたが、息子は「産んでくれて、ありがとう」と優しい言葉をかけます。リナも”赤ちゃんポスト”の良さに気づき、良い政策だと言いましたが、実は本質は違うところにありました。
息子がエリートになってリナは改心しましたが、息子はそれなら僕の制作に協力してくださいと、”幸せを呼ぶ 老人ポスト”へと連れていかれました…。
私はママの玩具なの？
りえは小さい頃からママに聞かないと何も決められない子でした。高校になっても学校の選択授業さえ自分で決められません。
その原因はママにあり、超が付くほどの過保護で育てられていました。全てはママが決めたことに従う「ママが間違ったことある？」と常にそう言い聞かせていました。
りえの学校は夜間部もあり、りえと同じ机を使う高田君の落書きを見つけ、机の上でやりとりするようになり、高田君に惹かれていくりえ。
毎日の送り迎えも当然のようにママが来ていましたが、高田君と会うためにママに話すとやはり怒られてしまいます。
ママはよくりえが困らすことを言うと頭が痛くなるようです。そしてりえの気を引いているようにも見えます。
ついにはりえと同じ大学にママも通うと言い出しました。当然父は反対しますが離婚をしてまでもりえに付きっきりになることを選びます。
やりたいことも得意なこともないりえは就職なんてできるわけもありませんが、それでもママが側にいれば大丈夫と言い聞かせられます。
街を歩いていると、街頭スクリーンに高田君が華々しく活躍している姿が写し出されました。インタビューには「母親に感謝している」と…。それを見たりなは自分のやりたいことなどで言い争いになり、ママが頭痛とともに倒れてしまいます。
主治医の先生に電話しなきゃ！と言うとママから「きゅ…救急車でも…いいわ」と言われると…
りえ「どっち！？にかければいいの！」
「ママが決めてくれないとわからないよ！」
と倒れるママを横に何も決められないりえでした…
暴走と御姫様とゴキブリ？！
とある産婦人科で先生から「すずきけいこさーん」と名前が呼ばれると4人同時に返事をしました。同姓同名が4人いて、しかも出産時も近いということでみんな友達となりました。
そして出産日になり、またしても4人一緒の日に出産となりました。そして名前の話題になりました。主人公のけいこは”愛に生きる”で愛生という名前を付けました。
そして走り屋のけいこは”暴走”。シングルマザーのけいこは”御姫様（プリンセス）”。見た目が少し残念なけいこは”ゴキブリ”と名付けました。
信じられない名前ですが、それぞれのけいこは名前を気に入っている様子でした。
子供が幼稚園・小学校と育っていきますが、その3人は名前だけでイジメられるようになってしまいます。また先生方からも名前だけでブラックリストに入ってしまいます。そして名前の通りに育っていき、暴走はヤンキーに、御姫様は整形に、ゴキブリはキレイ好きから引きこもりに…
愛生の母親は自分だけ優越感に浸りながら愛生を普通の子に育てていきました。
すると高校生になった愛生から相談を受けます。「ママ、私妊娠した。高校辞めて結婚する」と言い出しました。「もう決めたの！ママが言った通り”愛”に”生”きたの！」
母親も焦りを隠せず、「相手は…どんな？」
愛生「紹介するわ。悪魔くんよ」
これまた名前のような風貌な男性が登場しました…
毒親を持った子供たちの感想
どの作品もオチがしっかりついていて面白かったです。
全て自分に返ってくるという感じの話で、「なるほどな～」と感じました。女たちのサスペンスシリーズはムカムカする話が多いですが、どちらかといえばそういう人たちが貶められる話だったのでスッキリ読めました！
このシリーズは人気ですが、今回の話も面白く読めました。
毒親を持った子供たちの関連作品
今回の「毒親を持った子供たち」は女たちのサスペンスたちシリーズのひとつです。
女たちのサスペンスシリーズはとても人気作品でたくさんの作品が出版されています。
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まとめ
以上、毒親を持った子供たちのネタバレ・感想を紹介しました。
試し読みも含めて、気になる方はご覧になってみてください！
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